4月12日ドラマ「イップス」が始まりました。バカリズムさんと篠原涼子さんという組み合わせが意外ということで話題になっているドラマです。
バカリズムさんが出演しているのと、倒叙式のミステリーということで犯人探しではなく、トリック解明や犯人をどのように追い詰ていくのかを期待してテレビを見ていたのですが思いの外面白くなかった。と思った人も多かったのようですね。
この記事では
1話のネタバレ
雑なトリックと無能な警察
犯人に魅力がない
コメディパートが寒い。ミコが浮いている?
SNSでの感想・評判
つまらないと感じた理由をまとめています。
1話のネタバレ
今回の犯人役はトリンドル玲奈さん。電撃ウィッチ麻尋(トリンドル玲奈)は元売れないアイドルでサウナの人気熱波師としての第2の人生を送っていました。
しかし彼女の元彼は反社会的なお仕事の人。彼女の職場に現れて「元彼が反社だとバラす」と脅し、執拗にお金をせびっていて、困り果て元彼を殺すことにします。
彼女は金を無心しにきた元彼をサウナに誘い、誰も入ってこないように清掃中にした屋上の水風呂で元彼をスタンガンで失神させて溺死させてしまいます。
偶然サウナに来ていた有名ミステリー作家黒羽ミコ(篠原涼子)と森野徹(バカリズム)が遺体の第一発見者になってしまい事件に関わることに。
森野は犯人を追い詰めることのできない刑事ですが、ミコの好奇心に付き合わされ渋々事件を調べることになってしまいます。
第一発見者の二人は麻尋(まひろ)から話を聞くことになりますが麻尋は最初に被害者が「溺死」であるという設定で話をして「怪しい」と疑われることになってしまいます。
雑なトリックと無能な警察
麻尋が何度も言っていたのは「同じ水風呂にいたらスタンガンで被害者を襲ったとしても自分も感電して失神してしまう」ということ。
これがトリックで一番解明しなくてはならないことという設定でした。
なぜ麻尋は感電しなかったのか?
答えは水風呂の水をなんの混じり気のない水に入れ替えていたこと。
不純物の入っていない純粋な水は電気を通さないということなんですね。
そして水を何度も買い求める麻尋の防犯カメラの映像でトリックがバレてしまい、麻尋は自白をしてしまいました。
どこが雑だったのか?
すぐに麻尋の説明「溺死」設定の証言でミコと森野に怪しいと思われてしまう
よくある設定ですよね。なんの捻りもないと感じました
スタンガンの跡があるのに警察は事故と処理しようとする
警察が無能。第一発見者であるミコが刑事の森野と一緒とはいえ現場に入れないはず(ドラマだからまあいいかとはなりますが)
犯人の追い詰め方が甘い
比べてはアレですが、古畑任三郎のような「凄さ」がない(個人的な感想です)
犯人に魅力がない
申し訳ないけど犯人が小物すぎる。
あ、俳優の演技力がどうのということではありませんよ。
麻尋はミコに追い詰められて泣きながら自白を始めます。
元彼がファンから貰ったタオルをバカにしたのが許せなかった!と言っていましたが、それって純水を屋上の水風呂に入れた後の話だよね?タオルをバカにされる前から用意していたんじゃん?
まあ、それまでは迷っていてそれば引き金になったということもあるかもしれませんが、
麻尋の告白はただの「私は悪くない」と自分を弁護するための言い訳でしかありません。
悪いことをした犯人でももっと魅力的に描くことはできなっかったのでしょうか?
証拠のスタンガンは見つかっておらず、証拠は「水」を買っていた映像のみ。最終的には麻尋の証言頼りの結末。
自白だからいいんだけどね。水を買っていたってスタンガンが無いと決め手にはならなくない?
倒叙式ってもっと犯人を追い詰めてる過程を楽しむものと期待しすぎたのかもしれません
ミステリーとコメディのバランスが悪い?
これトリックが悪いの?
イップスのトリック監修は能塚祐喜さんです。
ミステリードラマのトリックは脚本家が考えているわけでは無いと言われています。何人かブレインがいてそれを脚本家がストーリーにしていきます。それに矛盾がないかをチェックしているのが監修ということになるのだと思います。
ちなみに古畑任三郎のトリックは学生のミステリー研究会から募集をしてそれを三谷幸喜さんがストーリーにしていくというシステムだったようです。
能塚さんは脚本も手がけられる方なのでトリック案も出しているのかもしれませんね。
プロフィール
生年月日 1990年5月9日(33歳 2024年4月現在)
出身地 福岡県
職業 脚本家 ミステリー、ホラー、サスペンス
学歴 アメリカ De Anza College シナリオ作家協会主催シナリオ講座受講
主な作品
◆脚本
名探偵コナン
それ行け!アンパンマン
婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む
ドラマL「ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情」第4,8,12話脚本
金曜8時のドラマ「警視庁ゼロ係シーズン5」第6話脚本
◆トリック監修
読売テレビ「ボクの殺意が恋をした」トリック監修
読売テレビ「探偵が早すぎる」トリック監修
コナンや探偵は早すぎるなどトリック監修やアニメの脚本をされている人なんですね。
面白く感じられないのはトリックの問題ではなくて、それを落とし込む脚本の問題かもしれません。
コメディパートが寒い?ミコが浮いている?
脚本が元芸人のオークラさんなのでコメディ色が強く、それでミステリー感が薄まってしまっているのでしょうか?
バカリズムと篠原涼子さんが合っていない、ミコがウザくて耐えられない、など二人のコメディパートに視聴者が違和感を持っているようです。
確かにミコは今の所ウザいw
最初は古畑任三郎もイラっとさせられたので慣れれば問題ないかもしれません。
二人の絡みも同じですが慣れるまで視聴できるかが問題ですw
SNSでの感想、評価は?
イップス、古畑任三郎みたいな倒叙もので脚本オークラ、篠原涼子とバカリズムダブル主演とかなり期待感高かったんだけど、残念ながらハードルを越えてはくれなかった。
— テロメア(ラフり隊🌏💙㊴🍐🌶) (@delta_echo222) April 12, 2024
少なくとも本格ミステリではない。追い詰め方が甘い。
犯人がいちいち面倒なやり方で、かつ足がつきやすいやり方で人をころす。そこが変だよ、ミステリードラマ。#イップス
— 穂高渓太郎 (@hotakaktarosss) April 12, 2024
凶器が見つかってないのに犯行ゲロっちゃうの?早くない?#イップス
— すみこ🐰 (@smkaks31) April 12, 2024
イップスの篠原涼子
— ao (@ao234115) April 12, 2024
ダウンタウンの番組で張り倒されたり
無理矢理キスされたりしてた頃の篠原涼子っぽい
…痛々しい
厳しい意見が多いような。でも面白い!という意見もありました。
#イップス
— m24_main (@MainM24) April 12, 2024
1話。テンポ良く面白い!脱いだらスゴイ(?)鍛えてるバカリズムwコミカルな動きの篠原涼子wチラッと出てる矢本w逆転裁判を思わせる安っぽい(褒めてる)効果音w犯人を隠す気が全くない次回以降予告w
全体的にアニメかゲームっぽくて軽く楽しく見れる。次回も見たい。
「イップス」
— neconote (@neconote25) April 12, 2024
たのしくて哀しくてあたたかくてほんのり勇気づけられるドラマだった。
来週も楽しみです!
気軽に見れていい
会話劇が面白い
サクッと見るにはいい
推理する人が二人、しかもアフターケア付きというのが新しいなど
好意的な意見も多数見られました。
結局、面白くないと感じた人はミステリー要素に期待しずぎたからで面白いという人は会話劇やゆるっとした新しいあいミステリーが面白いと感じたようですね。
ドラマ「イップス」データ
放送開始日:4月12日(金)21:00〜初回15分拡大
放送回数:未発表
公式SNS
まとめ
この記事ではイップスが面白くない理由を下記の観点からまとめました。
1話のネタバレ
雑なトリックと犯人の動機に違和感
コメディパートが寒い。ミコが浮いている?
SNSでの感想・評判
結論は面白くないと感じた人は倒叙式ミステリーに期待しすぎていたからだと思います。
少し視点を変えて会話劇を楽しめば面白く感じるのかもしれませんね。
1話は二人のバックボーンなどの紹介的な部分もあったので第2話は少しミステリーに力が入っているのかもしれません。