イップス1話の最後に森野(バカリズム)がミコの小説「歪みな十字架」を2冊持っていて一冊にはミコのサインが入っていていることがわかりました。その本にはマーカーを引いたり赤の線を引いたり、コメントを入れたりしていいましたね。
本を2冊買っているのは強火担にはありがちなことでそう珍しくはないと思うのですが、気になることがあってこれは今後の伏線になるのでは?と思えたのでそれが何を意味するのか?について考察しました。
森野はミコの大ファン
1話でエピソードがあったように森野はミコの小説の大ファン。
SNSにアンチコメントを書き込んでいますが、内容は誹謗中傷ではなく、最近の小説の内容に対しての指摘です。
「黒羽ミコこいつはマジミステリー作家として終わっている。8年前ヒットした歪みな十字架の頃まではミステリーの精度も高くヒューマンドラマとしてのバランスも良かったがそれ以降は酷い。トリックの精度が下がり細かい部分のリアリティーがない。現場に足を運んで取材していないのが丸わかり。マジでやる気あるのか」
上記のコメントを読んでも森野が鋭い視点でミコの小説を読んでいるのがわかります。
これも愛なのでしょうね。
同じ本を2冊は不思議でもなんでもない?
森野の書棚にはミコの「歪みな十字架」だけ2冊持っていることがわかりました。
これはオタクにはよくあること。
一冊は普段読む用、もう一冊は保存用ですね。
最1話の最後に森野が手に取った「歪みな十字架」にはミコのサインが入っていました。
またミコの他の作品「殺しても好きな人」「さよなら殺人事件」「楽園のマーダー」は1冊しかありません。
1話の発言から見ると1番のヒットが「歪みな十字架」で5冊めの不出来な作品は「殺しても好きな人」のようです。
「歪みな十字架」は森野としては傑作でお気に入りだったのだろうと推測できます。
マーカーやコメント入りなのは不思議じゃないが森野の表情が気になる
ミステリーを読むときに推理するコメントを書いたりすること人はいますよね。
自分も以前に古本を買った時にマーカーが引いてあるミステリー小説がありました。
なので森野がミコの小説に推理のポイントをマーカーしたりするのも不思議な行動ではないのですが、
それを読んでいる時の森野の表情が好きなものを読んでいるというものではなかったような気がしてなりません。
また、マーカーを入れた本にはミコのサインが入っています。
普通サインの入っていない方にコメントやマーカーを引きませんか?なんか不思議な行動なだなぁと。
マーカーや鉛筆がきや赤線の部分を確認してみました
横たわる女の姿 マーカーと鉛筆で線
夥しい血液が流れ出ている ブルーマーカー
血溜まりにボツボツと雫が落ちている ブルーマーカー
とにかく薄気味悪い色に変色して 赤ボールペンで波線
付いていない鈍色の十字架 ブルーマーカー 鉛筆 十字架に鉛筆で二重丸
コメント:殺害後に十字架刺した?別人の可能性?
大きく書かれた「traitor」という文字だった ブルーマーカー 「traitor」に丸
コメント 筆跡 指紋
※traitorの意味は裏切り者
なるほど、確かに湯上幸である。 湯上幸が死んでいる。ブルーマーカー
はて、何か共通事項はあるのでしょうか?
たまたまなのかもしれませんが血の描写がある部分にマーカーや線を引いていることが多いようです。
森野は刑事という職業柄、遺体や流血には慣れていると思います。なのでミコの小説のリアリティについて認めている部分があるのかなと思っています。
これは伏線なのでは?
1話の最後に森野がミコの小説「歪みな十字架」を読んでいる時の部屋の雰囲気、表情からこれは今後に何かある伏線なのでは?と思いました。
森野はミコの「殺しても好きな人」をリアリティがないとアンチしていました。
ということは「歪みな十字架」にはリアリティがあったということですよね。
刑事の森野は色々な殺人現場を見てきているはずです。そんな森野を納得させた「歪みな十字架」は相当にレベルの高い作品だったはず。
それはミコが実際に殺人をしていてそれを小説にした、と考えられはしないでしょうか?
もしそうならドラマのテイストが変わってきてしまうのでないのかなぁとも思いますが、初回から中盤までは軽妙に進めて後半グッと大きな事件になるとか?面白そうな気がします。
まとめ
森野が「歪みな十字架」にマーカーやコメントを入れていたのは伏線なのではないか?について考察しました。
オタクが本を2冊買ったり、マーカーを引いたりコメントをすることはよくあることですね。それ自体は不思議でもなんでもなく単にミコの大ファンであるというエピソードの一つです。第一線だった刑事の森野を納得させるリアリティーだった「歪みな十字架」は傑作だったのだと思われます。
森野は検挙率No.1だったことからその小説に違和感を感じていたのかもしれません。
ミコは実際に殺人をしてその経験から「歪みな十字架」を書いたと考察しました。