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【ブラッサム】大正の1000円は今いくら?掛け金5円の価値と頼母子講の仕組みを解説

【ブラッサム】当時の1000円は今いくら?掛け金5円の価値と頼母子講の仕組みを解説 2026秋ドラマ
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朝ドラ『ブラッサム』第30回で、保が頼母子講のくじに当たり、1,000円を手にしました。

「今ならいくら?」「毎月5円で1,000円をもらえるの?」と気になりますよね。

大正9年(1920年)の1,000円は、企業物価で換算すると現在の約54万円。

実は、掛け金5円も当時は軽い負担ではありませんでした。

この記事では、当時の物価や頼母子講の仕組み、宇野千代が当選金で家を買った実体験を解説します。

この記事を読んでわかること

  • 頼母子講の1,000円は現在のいくら?
  • 毎月の掛け金5円は今いくら?何が買えた?
  • 頼母子講の仕組みと当選後の支払い
  • 宇野千代が当選金で家を購入した実話

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【ブラッサム】大正の1000円は今いくら?

大正9年(1920年)の1,000円は、現在の企業物価に換算すると約54万円です。ただし、当時の給料と比較すると数百万円規模の大金になります。

※現在価値の比較

比較方法現在の金額・価値
企業物価指数で換算約54万円
大卒初任給を基準に換算約440万〜520万円

日本銀行が公表している戦前基準企業物価指数は、1920年が1.678、2025年が912.9です。

この数値を使って計算すると、

1,000円 × 912.9 ÷ 1.678 = 約54万4,000円
となります。
参考:日本銀行|過去の貨幣価値の比較

一方、当時の給料と比較すると、金額の大きさがさらにわかります。

1920年ごろの大卒サラリーマンの初任給は月50〜60円程度と紹介されています。
参考:MANTANWEB|ブラッサムの1000円に視聴者驚き

これを2025年の大卒初任給26万2,300円に当てはめると、約440万〜520万円に相当します。

参考:労働政策研究・研修機構|新規学卒者の賃金

なお、給与比較は当時と現在の雇用条件が異なるため、参考値です。

1,000円は当時の新入社員にとって、およそ1年半以上の給料に当たる大金だったのです。

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頼母子講の掛け金5円は今いくら?当時何が買えた?

毎月の掛け金5円は、現在の企業物価に換算すると約2,700円ですが、当時の収入から考えるとかなりの負担でした。

日本銀行の指数を用いると、

5円 × 912.9 ÷ 1.678 = 約2,720円

となります。

また、1920年の小学校教員の初任給は月40〜55円でした。5円は、その約9〜12.5%に相当します。

参考:全国町村会|「二月十二日」

当時の5円で何が買えた?

大正9年の物価を使い、5円で買えたものを比較してみました。

商品・サービス当時の価格5円で買える量
白米1升約56銭約12.7kg
銭湯1回5銭100回分
はがき1枚1.5銭約333枚

宮城県図書館の調査では、1920年の白米1升(約1.425kg)は55.88銭でした。

参考:国立国会図書館レファレンス協同データベース|大正9年の米価

また、同データベースの別の調査では、当時の東京の銭湯料金は5銭、はがきは1枚1.5銭と紹介されています。

参考:国立国会図書館|大正9年の貨幣価値

※当時の全国一律の価格や札幌の価格を示すものではありません。

こうしてみると、毎月5円を出すには、それなりの経済的余裕が必要だったことがわかります。

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頼母子講とは?当選金の決まり方と掛け金の仕組み

頼母子講(たのもしこう)は、参加者が定期的にお金を出し合い、くじ引きなどで選ばれた人が順番にまとまったお金を受け取る相互扶助の仕組みです。

銀行からお金を借りることが難しかった時代には、商売の資金や生活に必要なまとまったお金を得る手段として利用されていました。

現代の積立貯金や共同融資にも似た仕組みです。
参考:中津川市史|頼母子講の由来

頼母子講の当選金はいくら?金額はどう決まる?

当選金は一律ではなく、参加人数や掛け金、集金期間など、講ごとのルールによって異なります。

『ブラッサム』第30回では、札幌の頼母子講について次のように説明されました。

項目ドラマでの設定
参加世帯34〜35世帯
毎月の掛け金1世帯5円
抽選半年に1回
保が受け取った金額1,000円

35世帯が半年間、毎月5円ずつ出した場合、

35世帯 × 5円 × 6か月 = 1,050円

34世帯なら1,020円です。

ほぼ1,000円が集まる計算になります。

つまり、誰かが特別に賞金を提供していたわけではなく、参加者自身が積み立てたお金をまとめて受け取っていたのです。

宝くじとは違い賭け金を支払っていれば必ず貰えるものなんだ

当たる順番が問題ってことね

なお、歴史上の頼母子講には、くじ引きのほか、入札で受取人を決める形式もありました。参考:長野市誌|頼母子・無尽

当選した人も掛け金を払い続ける?踏み倒しはなかった?

頼母子講では、先にお金を受け取った人も原則として掛け金を払い続けます。
実際に、滞納や踏み倒しが問題になった例もありました。

参加者全員がお金を受け取れるように、支払いを続ける必要があるからです。

くじはお金を受け取る順番を決める役割を持ち、宝くじのように当選者だけが利益を得る制度とは仕組みが異なります。

早めに当たったら支払いたくなくなっちゃうよね?

では、先に1,000円をもらった人が、その後の掛け金を払わなくなったらどうなるのでしょうか?

長野市の歴史資料『長野市誌』には、1828年に無尽講の参加者が掛け金を滞納し、その後の受取人が受け取る金額を減らされた事例が記録されています。

また、先にお金を受け取った人が支払いをやめる問題を防ぐため、掛け金の一部をあらかじめ積み立てたり、土地を担保に取るなどの対策をとtたりとしていたようです。
参考:長野市誌|頼母子・無尽

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宇野千代の頼母子講当選は実話!家を買った体験談

『ブラッサム』の頼母子講のエピソードは、ヒロイン・珠のモデルとなった宇野千代の実体験に基づいています。

宇野千代は、自伝『生きて行く私』の中で、札幌で仕立て仕事をして得たお金を頼母子講の掛け金に充てたことを振り返っています。

毎月の寄り合いでくじを引き、加入して3か月目に思いがけない大金を受け取りました。

その講には、不動産屋のような仕事をしている男性が参加しており、宇野千代はその人の世話で一軒家を購入したいます。
参考:東京紅團|宇野千代の東京を歩く(自伝の引用あり)

購入した家は札幌の東十一条にあった古い家で、修繕が必要でした。

それでも、自分の家を持つことができた宇野千代は、そこでの暮らしに大きな喜びを感じていたようです。

なお、宇野千代が受け取った正確な金額は、確認できた自伝の引用部分には記されていません。
原著:KADOKAWA|宇野千代『生きて行く私』

ドラマでも1,000円を使って家を買う?

11月9日放送予定の第31回では、珠が札幌に自分たちの家を持ちたいと保に打ち明け、家探しを始めることが予告されています。
参考:番組表.Gガイド|ブラッサム第31回

ドラマの珠と保がどのような家を手に入れるのかも気になるところです。

まとめ|頼母子講の1000円と掛け金5円の価値

『ブラッサム』に登場した頼母子講について解説しました。

  • 1,000円は現在の企業物価で約54万円、当時の初任給と比較すると数百万円規模
  • 掛け金5円は現在の企業物価で約2,700円。白米約12.7kgが買える金額
  • 頼母子講は参加者が掛け金を出し合い、順番にまとまったお金を受け取る制度
  • 当選後も原則として掛け金を払い続ける必要があった
  • 宇野千代は実際に頼母子講で大金を受け取り、札幌に家を購入している

頼母子講で受け取ったお金が、宇野千代にとって家を持つきっかけになったのは興味深いですね。

ドラマでも、この1,000円が珠と保の暮らしをどう変えていくのか注目です。

現代換算と当時の価値を分ける頼母子講の計算条件を整理する

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