3月10日、毎年ゴールデンウイークに開催される「由比港桜えび祭り」の中止が発表されました。
昨年はコロナ感染拡大防止のため中止された「由比港桜えび祭り」。今年こそは!と開催に期待していた自分も相当がっかりました。理由はコロナウイルス感染拡大防止のため。また4月に予定されていた、用宗漁港まつりも中止が決まりました。まだまだイベント中止が続きそうです。
「桜えび祭り」は3年連続の中止に!
最後に開催されたのは 平成30年5月3日でした。2019年は桜えび不漁のため、昨年はコロナ感染予防のため、と理由は違っていましたが今年で3年連続です。
桜えび祭りは毎年5万人ほど訪れる人気の催しです。由比港に行く主な道路は国道一号線しかなく、駐車場が少ないこともあって毎回大渋滞が起こるので地元にお住いの方は大変だそう。
行くのならJRを利用するのがオススメです。
催し内容は
・生、釜揚げ桜えびの販売
・桜えびのかき揚げや桜えびのバラ揚げそばなど、桜えびを使った飲食のかきあげ販売
・漁船の体験乗船
・ステージイベント など
桜えびのかき揚げは大人気!一日中長蛇の列が途切れないほどでした。
東海大学海洋学部の学生さんたちとコラボしたクイズや大道芸が披露され、大人から子供まで楽しめるイベントとして好評でした。
日本で桜えびが獲れるのは駿河湾だけ!最近は不漁で価格上昇も!
桜えびが生息しているのは駿河湾、東京湾、相模灘、長崎の五島列島ですが、漁をしているのは駿河湾だけです。
漁期は春(4月から6月まで)と秋(10月から12月)の年2回で他の他の時期は禁漁となっています。
生の桜えびはこの上記の時期しか食べられないのです。
桜えび漁が始まったのは明治。意外と歴史は新しめです。明治27年、由比の漁師さんがアジのあみ引き漁をしていた時にたまたま深く網が潜ってしまい偶然に大量の桜えびが獲れたのがルーツのようです。
翌年から由比と隣町の蒲原で桜えび漁が始まりました。
2018年から不漁が続き、2020年まで漁は自主規制をして早めに打ち切られました。昨年の漁獲量はついに最低数量を記録してしまいました。そのため市場に出る量が減りスーパーで価格が高騰してしまいました。

最近は台湾産の桜えびの流通が増加しています。またそれに伴い産地偽装の桜えびも増えています。静岡県内の業者が「駿河湾産サクラエビ」の統一認証ラベルを作ったのでそれが貼ってある商品が本物の静岡で獲れた桜えびです。
桜えびのおすすめメニュー!

イチオシ!桜えびのかき揚げ
やはりイチオシはかき揚げです!作るのが面倒ですが(自分が苦手)揚げたてのサクサクのかき揚げは絶品です。お財布に余裕があるときは桜えび多めで作ります。
桜えびのパスタ
ニンニクと赤唐辛子、オリーブオイルでペペロンチーノに。一緒に入れるお野菜は小松菜、キャベツやほうれん草などが合います。
塩昆布で味付けして和風にしても美味しいです。


生でいただく
せっかく地元にいるならやっぱり生でいただきたいもの。噛むと甘みが口中に広がります。実は桜えびは「輸送中、水槽が酸欠になりやすい」「輸送のストレスで有毒なアンモニアを発生しやすい」などの理由で、静岡県外などで生きたサクラエビを入手するのは困難と言われているんです。まさに地元静岡でしか味わえない味なのです!
釜揚げでいただく
生とはちがったプリッとした食感を楽しめます。自分はおろし生姜と醤油で食べるのが好きです。

ワンポイント
桜えびのひげの食感が嫌いという方をよく見かけます。でも簡単にひげを取る方法があるんですよ。
大きなボールに桜えびを入れ割り箸などで優しくクルクルかき混ぜるとヒゲだけが箸に絡みつきます。ひげが苦手な方は是非試してみてね!
桜えびは通販でも買えます。贈答品に最適!
私は九州と岡山と宮城の方にお歳暮として毎年桜えびを贈っています。
自分が大好き、というのもありますが、是非とも県外の方にも美味しい桜えびを味わっていただきたいという思いからです。
本当は桜えび漁の時期に皆さんに来ていただき生を味わっていただきたいのですが遠くにお住いですからなかなか叶いそうにありません。
私が毎年利用している通販がこちら
作るのが面倒で難しい(自分比)桜えびのかき揚げを冷凍(一枚756円)で販売しています。これも嬉しい♩
まとめ
今年の桜えび祭りは残念ながら中止となってしまいました。今年こそたくさん桜エビが獲れて来年は盛大に桜えび祭りが開催され、たくさんの人で賑わうことを願います。