大奥第4話でやっと平賀源内の登場となりました。
公式ではレギュラー出演と紹介されているので、これ以降もストーリーに絡んでくることと思います。
さて、平賀源内は倫子の味方になるのか?あるいは敵になるのか?
史実から江戸幕府にどう関わるのか?の考察
また演じる味方良介さんにも迫っていきたいと思います。
平賀源内の登場シーン
実は3話で名前だけ登場していた?
松島と田沼と「風来山人」というものが「田沼将軍」というタイトルで田沼が賄賂で出世を果たし、上様は言いなりになっているという内容のゴッシップ紙が出回っている。との話をしています。
この風来山人というのは平賀源内のこと。平賀源内は数々の職業を持っておりそれによって複数の名前を使い分けていました。
風来山人というのもその一つです。
噂では定信の父、田安宗武が書かせたということになっていたようです。
4話で源内が襲ったのは定信で倫子ではなかった
実は「田沼将軍」を書かせたのは定信で、そのせいで「風来山人」の名前を取り上げられてしまったことで定信を恨んでの出来事でした。倫子はそれに巻き添えを食っただけでした。
平賀源内は倫子の味方になるのか?
「上様のためでもあるのです。目を覚ましていただくために」と理由を倫子に説明する定信。
「どういう意味でございますか?」と問う倫子に「上様は田沼に政を任せきりにしているのです。田沼殿が一部の商人たちを重用し、そのせいで貧富の差が生じてしまいました。このように腹を空かせ、苦しんでいるものが大勢いるのです。」と定信が答えます。
それを受けて平賀源内はこう言い切ります。
「うつけだからだろう。自分じゃ何も出来ない。お飾り将軍だよ!」
当然倫子は「そんなことはございません。上様はこの国のことをしかと考えておられます!」と反論します。
「なぜ、そんなことがわかる?」と問われると思わず「御台所だからです!」と思自分の正体を明かしてしまう倫子でした。
その発言に意外にもひれ伏す源内。
そしてこう言います。
「それがしはこの国はもっと良くなるのにそれが出来ていないのが悔しいのです」
源内は意外にも江戸幕府を蔑視しているわけではないことがわかりました。
家治は蘭学を学び広い視野で世界を見つめていこうとしています。
これから平賀源内は倫子を通じて家治と懇意になっていき、蘭学などの知識を基に日本を良くするために働いでいくのではないでしょうか?
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史実!平賀源内はこんな人だった
1728年〜1779年
現在のさぬき市志度(旧志度町)
源内は高松藩の下級武士の子供として生まれました。
長崎の出島(でじま)で、西洋の新しい文化を目の当たりにし、蘭学に傾倒します。
◆本草学者
薬・動植物を研究する学問
◆地質学者
数々の鉱山開発を手掛ける
◆蘭学者
オランダ博物学に関心をもち、洋書の入手に専念した。ただしオランダ語は話せず通訳を必要としていて、主な成果を上げることはできませんでした。
◆医者
医者は本草学者としておまけのようなものだったようです。
◆殖産事業家 天竺浪人(てんじくろうにん)
海外から輸入したものを日本国内で入手できないかを模索していました。
陶器の代替品として源内焼きを作ったり、羅紗(ラシャ)の国産化のために羊を手に入れて飼育したりしましたが、資金繰りが難しく成果は上がりませんでした。
◆戯作者 風来山人(ふうらいさんじん)
独特のユーモアと皮肉を込めた風刺的な作風が人気となりました。
◆浄瑠璃作者 福内鬼外(ふくうちりがい)
三味線を伴奏とする語り物音楽の一種。台本を執筆し人気作家に。
◆蘭画家 鳩渓(きゅうけい)
西洋画(油絵)の作成をしました。でも腕前はさほどでもなかったようです。
◆発明家
竹トンボ、温度計「日本創製寒熱昇降器」、エレキテル(電気針治療機)の修理、燃えない布・火浣布、量程器(万歩計)、磁針器などを発明しました。
◆日本で最初のコピーライター
土用の丑の日に鰻を食べるという風習を作ったのは平賀源内でした。
うなぎの旬は冬なので夏には売り上げが減ってしまって困っている鰻屋が源内に相談をすると「土用の丑の日に鰻を食べると夏バテに良い」という宣伝文句を考えました。
それで夏にうなぎを食べることが大人気に。これは日本で初めてのキャッチコピーと言われています。
源内は仕事により色々な名前を使い分けていたんですね。
「風来山人」は戯作者としての名前です。
戯作とは通俗小説(芸術とは一銭を画し大衆などの娯楽のために書かれた小説)のことです。
色々なことで成果をあげ天才、鬼才と呼ばれた人物でしたが計画のみで実現しなかったものも多く、晩年には「山師(詐欺師)」との評判が立ち生活に困窮していたようです。
男色家としても有名で結婚はしていませんでした。
最後は請け負った大名屋敷の修理中に、修理計画書を盗まれたと大工の棟梁2人を殺傷したため、捕まり牢屋に入れられ破傷風で亡くなっています。52歳でした。
実は投獄される前に家の整理をしていたところ引き出しの中から修理計画書が出てきた、という勘違い。天才なのに意外に天然だったのかも知れまsんね。
江戸幕府との繋がりは?
田沼意次は平賀原何の才能を支援するべくパトロンになりました。また源内も田沼の政策を支援していました。
明和元年(1764年)、秩父の中津川で石綿(アスベスト)を発見した源内は、これを使って火浣布(耐火織物)を作り、幕府に献上しています。
その後も、意次の命で長崎に遊学したり、鉱山開発をしたり、国の利益を念頭に活動をしてきました。
また田沼が側室を持つことになった時に側室候補を紹介したのも平賀源内だったと言われています。
家治は1737年生まれなので源内が9つ年上となりますね。
田沼と懇意にしていたのなら家治と面識があったものと思われます。
源内役味方良介のプロフィール
味方良介さんは公式のインタビューで源内役についてコメントしています。
「時代劇が少なくなっている昨今、時代劇の代表とも捉えられる作品に出演できること、ありがたく思 います。平賀源内という歴史の奇才をこの年で演じられること、挑戦できること、役者冥利(みょうり)につきま す。どのような展開になっていくのか今から楽しみです。どうぞご覧ください」
大奥公式サイトより
氏名 | 味方良介(みかた りょうすけ) |
生年月日 | 1992年10月25日(2024年2月現在31歳) |
出身地 | 東京都 |
身長 | 176㎝ |
血液型 | A型 |
愛称 | みかてぃ |
所属 | ジャパン・ミュージックエンターテインメント |
家族 | 妻:矢島舞美 |
味方さんはすでに結婚されていたんですね。奥様は℃-uteのリーダーで俳優の矢島舞美さん。
結婚は2022年でした。
経歴
2011年、ミュージカルコンサート『恋するブロードウェイ♪』でデビュー。
小学生の時に「エリザベート」を見てミュージカルスターに憧れを持ったそうです。
デビューは19歳の時、希望通りのミュージカルでした。
その後テニミュや薄桜鬼など人気作品に出演されていらっしゃいます。
テレビドラマのデビューは
「教場」の都築耀太役です。
都築は成績優秀で何事もそつなくこなしますが、教官の風間(木村拓哉)に常に反抗する生徒です。
それには彼の父親に関する出来事があって、ドラマの終盤の風間と対峙するシーンは迫真の演技で話題となりました。
その後数々のドラマにも出演しています。
妖怪シェアハウスの陰陽師水岡譲役とか、つい最近ではHNKの大奥で勝海舟を演じていました。
それにしても、今回のフジ大奥ではNHKの大奥のキャストと被ってますよね。
まとめ
いかがでしたか?
平賀源内は倫子の味方になるのか?あるいは敵になるのか?
史実から江戸幕府にどう関わるのか?
演じる味方良介さんのプロフィール、経歴について
以上3点についてまとめました。
次回第5話、源内がどのように倫子に関わってくるのか気になりますね。今後も源内の活躍に注目していきたいと思います。