Netflixドラマ『俺のこと、なんか言ってた?』第6話で、高瀬川玄が元愛人の峯さつきを見て繰り返す「好いたらしい」。
この言葉、一体どんな意味なのでしょうか?
この記事では、辞書に載っている本来の意味と、玄が過去と現在にわたってこの言葉を繰り返す理由を、劇中の描写から解説します。
この記事を読んでわかること
- 「好いたらしい」の意味と語源
- 「好いたらしい」に性的な意味はあるのか
- 高瀬川玄が峯さつきに使った理由
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好いたらしい本来の意味は?
「好いたらしい」は「なんとなく好ましい」「感じがいい」という意味の日本語です。
小学館の『デジタル大辞泉』では、次のように説明されています。
なんとなく好ましく思われる。感じがいい。
つまり、相手に対して自然と好感を抱いたときに使う言葉です。
また、『精選版 日本国語大辞典』には、1772〜1781年頃の作品に使用例が記載されています。
語源についても、「好きになったらしい」という意味から、次第に「好ましい」という意味へ変化した可能性が紹介されています。
現代ではあまり耳にしませんが、江戸時代から使われていた言葉なのです。

今使っている人はほとんといませんね
ドラマでは本来の「好いらしい」の意味ではなく、なんとなく「色っぽい」「セクシー」というニュアンスを感じませんか?
それは、高瀬川玄と峯さつきの関係にあると考えられます。
【俺のこと、なんか言ってた?】高瀬川玄が「好いたらしい」はどんな意味で使ったのか?
玄が「好いたらしい」という言葉を使うのは、かつて恋愛関係にあった峯さつきへの魅力を、現在も変わらず感じているからだと考えられます。
第6話では、元愛人だったさつきとの再会をきっかけに、玄の過去の恋愛模様が描かれます。
峯さつきに初めて会ったときから感じていた魅力
玄は、さつきと初めて出会ったときから「好いたらしい」と感じ、彼女に強く惹かれていたようです。
3年前、玄が開催した俳優向けのワークショップに参加していたさつき。
玄は彼女を「好いたらしい」と感じました。
その後、居酒屋で自分に憧れ、好意を素直に表すさつきに自ら誘ったのは玄でした。
そしてその夜二人は肉体関係を持つようになります。
この経緯を見ると、玄の「好いたらしい」には、女性としての色気や性的な魅力を感じるニュアンスが含まれているように思えます。
現代の言葉なら「色っぽい」「セクシー」「惹かれる」といった表現が近いのかもしれません。
現在も「好いたらしい」と感じる玄の未練
玄は現在もさつきを魅力的だと感じており、そんな未練がましい自分に腹を立てています。
元愛人のさつきと再会した玄は、過去を思い出しながら、心の中で何度も「好いたらしい」と繰り返します。
ここで興味深いのが、玄の妻たちに対する感情との違いです。
別れた妻や現在の妻に対しては、愛情や申し訳なさを抱いている玄。
しかし、さつきに向ける「好いたらしい」という感情は、少し特別に見えます。
さつきに対しては、かつて感じた異性としての魅力が今も残っているのでしょう。
そして、そんな自分に苛立つ玄の姿には、未練がましい男の滑稽さも感じられます。
ちなみに、玄を演じる役所広司さんも、宮藤官九郎さんとのインタビューで「好いたらしい」という言葉を気に入り、流行るかもしれないと冗談交じりに語っています。
まとめ|好いたらしいの意味とドラマでの使われ方
「好いたらしい」は、「なんとなく好ましい」「感じがいい」という意味で、江戸時代から使われていた日本語です。
『俺のこと、なんか言ってた?』第6話では、玄が元愛人のさつきに対して繰り返し使っています。
二人の過去の関係や玄の未練がましい様子からは、「色っぽい」「セクシー」というニュアンスも感じられます。
古風な「好いたらしい」という言葉を繰り返すことで、玄の女性への執着と未練をコミカルに表現しているのかもしれません。
本文の辞書上の意味は小学館の辞典、エピソード情報はNetflix公式、役所広司さんの発言はインタビュー記事で確認しています。
