ドラマ『LOST10』第1話で、保険調査員の直が医師・吉野に尋ねた「エコー欠損症」。

聞き慣れない病名だけど、実在する病気なのかな?
エコー欠損症は乃々の病気なのか、実際になあるのか?が気になりますね。
さらに注目したいのが、直がこの病気について調べていた理由です。
吉野の意味深な返答や直の行動から、病気の正体と事件との関係を考察します。
この記事を読んでわかること
- エコー欠損症とはどんな病気なのか
- エコー欠損症と乃々の病気の関係
- 直が吉野に病気について質問した理由
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エコー欠損症とはどんな病気?実在する?
エコー欠損症は実在が確認できない病名で、免疫機能に異常が生じる病気をモデルにした、ドラマ独自の難病と考えられます。
国内の指定難病を掲載する難病情報センターでは、「エコー欠損症」という病名は確認できません。
では、どのような病気を想定しているのでしょうか。
「欠損症」という名称と、乃々が免疫の病気で入院していることから、3つの可能性を考えてみました。
① ADA欠損症などの原発性免疫不全症
最初に考えられるのが、生まれつき免疫の働きに異常がある病気です。
実在する「ADA欠損症」は、体内のADAという酵素が正常に働かず、免疫細胞が障害される遺伝性疾患です。
重い感染症にかかりやすく、造血幹細胞移植や酵素補充療法などが治療の選択肢となります。
また、免疫を助ける「補体」というタンパク質が不足する先天性補体欠損症も、免疫不全症の一つです。
こうした病気を参考に、「エコー」という架空の物質や酵素が欠ける疾患として設定した可能性があります。
② エコー(反響)が免疫記憶を意味している
「エコー」には、音や声が跳ね返る「反響」という意味があります。
この言葉が、免疫の仕組みを表している可能性も考えられます。
人間の身体には、一度侵入した病原体を記憶し、再び侵入した際に素早く反応する「免疫記憶」という仕組みがあります。
もし、この記憶を「身体に残る反響(エコー)」に見立てているなら、エコー欠損症は免疫記憶がうまく働かない病気なのかもしれません。
過去に感染した病原体への免疫反応が十分に維持できず、感染を繰り返すという設定も考えられます。
③ 超音波エコーで発見される臓器の欠損
もう一つは、医療現場で使われる超音波検査の「エコー」に由来するという説です。
例えば、実在するディジョージ症候群(22q11.2欠失症候群)では、免疫細胞の成長に関わる「胸腺」という臓器が十分に発達せず、免疫機能に異常が生じることがあります。
心臓の先天的な異常を伴うこともある病気です。
エコー検査で確認する臓器の異常と、免疫機能の欠損を結びつけた病名という解釈もできます。
また、病気の発見者や研究者の名前が病名になることもあるため、「エコー」が人物名という可能性も残ります。

免疫の病気前提に考察したけれど乃々ちゃんは隔離やマスクすらしていないんだよね。
ミスリードさせられている可能性もあるね
エコー欠損症は田畠の娘・乃々の病気?
エコー欠損症は、免疫に関係する病気で入院している田畠の娘・乃々が患っている病気の可能性があります。
第1話では、田畠の娘・乃々が免疫に関係する病気で入院していることが明かされています。
直は乃々の主治医に話を聞きに行っているので乃々の病気がエコー欠損症の可能性が高いと見ていいでしょう。
乃々の主治医・吉野はエコー欠損症の専門ではないのに主治医の理由
ここで気になるのが、乃々の主治医・吉野の発言です。
直からエコー欠損症について質問された吉野は、「専門ではないのですが……」と答えています。
エコー欠損症は指定難病とされている病気です。
指定難病とされる病気は原因が不明で治療法が確立されていないものが多いです。
もし乃々の病気が特殊な病気で治療法がまだ確立されていないのであれば、吉野の病院では根治できず、専門的な治療が必要なのかもしれません。
実際に、ADA欠損症のような重い免疫疾患では、免疫科や移植を担当する診療科が連携して治療に当たります。
出典:国立成育医療研究センター|免疫科
田畠元香は治療費に困っていた?
乃々が専門病院への転院を必要としており、田畠がその費用に困っているのではないか?という可能性です。
ドラマの舞台は北海道です。
例えば、東京の専門病院でしか受けられない治療があるとしたら、北海道からの移動が必要になります。
乃々が長期入院する場合、付き添う母親の宿泊費や食費、交通費もかかります。
さらに、付き添いのために仕事を休めば、収入が減る可能性もあります。
医療費には高額療養費制度などの支援がありますが、保険適用外の費用や家族の生活費まで、すべてが補助されるわけではありません。
つまり、治療を受ける病院が遠方にあるだけでも、家族には大きな経済的負担が生じる可能性があるのです。
田畠は娘に必要な治療を受けさせたい一方で、まとまったお金を用意できずにいたのではないでしょうか。
山岳保険と二階堂の事故死に田畠が関わっている可能性
そう考えると、今回の山岳保険の受取人と二階堂の事故死について気になります。
第1話では、登山ツアーの参加者全員に保険がかけられ、受取人が亜矢になっていたことが判明しました。
亜矢と田畠が協力して保険金を狙ったという仮説も立てられます。
直はなぜ吉野にエコー欠損症について聞いた?
直が乃々の病気を詳しく調べていたのは、「全てを疑え」という自身の信条に従い、田畠の周辺事情まで確認していたからだと考えられます。
第1話で直は、小駒にこう語っています。
「全てを疑え。疑い尽くして残ったのが真実だ」
この言葉には、直の調査に対する姿勢がよく表れています。
直が吉野に尋ねたのは山岳保険の受取人を知る前
この時点では、山岳保険の受取人をめぐる不審な事実はまだ判明していませんでした。
その後、直は調査で疑わしい点が見つからなかったことから、遭難事故だと考えていました。
ところが、保険金の受取人が全員亜矢になっていたと知り、亜矢と田畠への疑いを強めます。
つまり、直は最初から田畠を疑いの対象に含め、娘の病気まで調べていたものの、当初は疑惑を裏付ける材料がなかったと考えられます。
長年の経験からくる勘で、乃々の病気に何か引っかかるものを感じていたのかもしれません。
まだエコー欠損症については謎が残る
直はどこでこの病名がわかったのか?
吉野が直にこの病気の詳細をどのように買ったのか?
この二つはまだ明かされていません。
第2話のTBS公式あらすじでは、直が田畠の幼い娘に関するある事実をつかむと予告されています。
直が乃々の病気について何を知り、それが田畠への疑いとどうつながるのか。
第2話での展開が気になります。
まとめ
エコー欠損症は実在が確認できない病名ですが、ADA欠損症などの免疫不全症をモデルにした可能性があります。
特に気になるのは、乃々の主治医である吉野が「専門ではない」と答えたことです。
乃々に専門的な治療や遠方への転院が必要なら、田畠は高額な治療費や家族の滞在費に悩んでいたのかもしれません。
その金銭事情が、山岳保険をめぐる事件に関係している可能性もあります。
また、直が病気を調べた理由には、「全てを疑え」という自身の信条が関わっていると考えられます。
乃々の病気の正体と吉野が直に話した内容が、今後の事件解明の鍵になりそうです。

