Number_i(ナンバーアイ)「3XL」のMVは、病原菌と免疫細胞という異色のキャラクターが織りなす切ない恋の物語です。
しかし歌詞を読むと印象が少し異なり、「MVと歌詞が合わない?」と感じる方も。
この記事では公式設定やサイドストーリーを踏まえ、MVと歌詞の世界観のズレの正体を分かりやすく解説します。
この記事を読んでわかること
- 「3XL」MVの公式ストーリー設定とキャラクターの役割
- MVが「未確認領域」プロジェクト内のサイドストーリーである理由
- 歌詞とMVで印象が異なる理由(視点・時間軸の違い)
- ハートのペンダントなど象徴表現の意味
- 歌詞とMVをつなげて物語を理解する方法
Number_i 3XL MV考察|病原菌と免疫細胞の悲恋
「3XL」のMVは、体内で起きる切ない恋物語として設定されたことがYouTubeのライブでメンバーの口から語られました。
YouTube=https://www.youtube.com/watch?v=p6p5TVBaJH8
Number_iの3人は体内に侵入した「病原菌」、女性キャストは「免疫細胞」を擬人化した存在です。
病原菌と免疫細胞という関係性の中で恋が芽生えますが、体内のルール上、必ず別れが訪れる物語になっています。
MV内で描かれる各役割は以下の通りです。
- Number_i(病原菌):体内に侵入する存在で、女性キャストとの接触を通じて物語が展開します。
- 女性キャスト(免疫細胞):それぞれ役割が明確に分かれています。
- Ms. Helper(司令官):侵入者(Number_i)を誘い出し、情報を解析する。
- Ms. B(ミサイル部隊):敵を追い詰め、抗体の役割として攻撃を仕掛ける。
- Ms. Killer(アサシン):最終的に異物である彼らを排除(殺害)する。
- マクロファージ(Mのヘルメットを着けたアメラグ選手):時折3人に体当たりする行動で、異物を食べる細胞を象徴。
- 別れのシーン:体内のルール上、病原菌は最終的に排除されるため、恋は切ない結末を迎えます。
- ペンダントの意味:残されるペンダントは、抗体や体内に残った記憶・思い出の象徴として描かれています。
この公式設定により、体内での「悲恋」というストーリーを明確に描き出しています。
ここまででMVの公式設定やキャラクターの役割を見てきましたが、さらに映像の世界観を理解するには「どこで撮影されたか」も気になりますよね。
以下の記事では、「3XL」のMVロケ地をシーンごとに丁寧に解説しています。撮影場所ごとの演出や雰囲気の意味まで触れているので、MVの舞台背景を知りたい方や、物語の細かいニュアンスを楽しみたい方におすすめです。
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3XLは「未確認領域」の中で起きていた“サイドストーリー”
メンバー自身がYouTubeで語った内容によると、「3XL」のMVは独立した作品ではなく、「未確認領域」プロジェクト内で起きたサイドストーリーとして制作されました。
この、「未確認領域」のMVでは、Number_iの3人が体内に入り、そこで起きた出来事を描き、最終的に外の世界に戻るまでが時系列で表現されていました。
具体的な流れは以下の通りです。
- 体内への侵入:メンバーが体内に入り込むところから物語がスタート。YouTubeで平野さんは「体内に入った病原菌として、免疫細胞と出会う」と説明しています。
- 体内での出来事(=3XL):MVは体内で起きた短期間のストーリーを描写。免疫細胞とのやり取りや、最終的な別れがクライマックスとして描かれます。
- 体外への脱出:物語の最後に、病原菌としての存在は排除されますが、残されたペンダントや記憶は、後の歌詞世界につながる「感情の証」として描かれています。
また、MVの冒頭に登場する警備員のケビンさんやフレンチブルドッグ(ドッグ・タオ)は、メンバーの発言によれば、過去作からのキャラクターを再登場させることで、プロジェクト全体の世界観が連続していることを示しています。
これにより、MVは単体の作品ではなく、「未確認領域」と繋がっていると理解される構造になっています。
【3XL】 歌詞とMVは別世界?感じる“ズレ”の正体
YouTubeでメンバーが語った公式設定を踏まえると、MV「3XL」は病原菌と免疫細胞のサイドストーリーとして描かれています。
けれども歌詞を読むと切ないラブストーリーで一見MVの世界観と噛み合わないように感じられるのは私だけなのでしょうか?
歌詞とMVの世界は「免疫と病原」というワードで繋がれています。
MVはそれをビジュアルとエンターテイメントで表現したために別世界に感じますが、根底には「叶わなかった恋愛」というテーマで繋がっています。
また最後のハートのペンダントが3人が消えても残り続けるというのも恋愛においてたとえ終わったもの(失恋)だとしても心の中に何らかの形で残り続ける、ということも共通点だと感じます。
このMVの構想は未確認領域の制作が終わった後から平野くんの頭の中にあり、それを元に再現されたものと語っています。(1月29日平野紫耀さんインスタライブ)
この「別世界に感じる違和感」の正体は、主にMVと歌詞が描く視点のレイヤーが異なることにあります。
MV=歌詞の登場人物の過去の恋愛を具現化したストーリー
MVはエンタメに傾いていて、平野紫耀さんの頭の中の具現化に特化されています。
公式設定として、メンバーは体内に入り込んだ病原体。
女性キャストは免疫細胞を擬人化しており、敵である彼らを排除する役割を持っています。
ここでは浮かれた病原の描写はありますが「辛い」「苦しい」という歌詞にある切なさは表現されていません。
このMVは歌詞に登場する男性の若い頃の恋愛をコミカルに描いているようですが、感情表現は抑えたエンタメに寄せた表現になっています。。
歌詞=過去の恋愛を乗り越えた今の自分のモノローグ
歌詞では、主人公が過去に経験した「握れなかった手」や「選べなかった瞬間」を振り返りつつ、今なら理解し受け入れることができる自分を描写しています。
- 「今なら握れる」:過去の未熟さを経て、自己肯定と選択の余地を示す
- 「でもやらない」:成熟した判断、感情の整理、無理に再現しない自律性を表現
- 「彼女という存在の記憶」:MVでは単なる排除対象だった「彼女」が、歌詞では時間と経験を経た具体的な記憶として立ち上がる
こうして歌詞は、単なる悲恋の回想ではなく、過去の出来事を外側から俯瞰し、感情を整理した上で未来につなげる心理描写になっています。
MVの切ない体験を前提として、歌詞ではその経験から生まれた「選択」「成熟」「存在証明」が描かれ、同じ物語世界でも視点と時間軸が変わることで印象が大きく異なっているのではないでしょうか?
【Number_i 3XL MV考察】歌詞との世界観の違和感を公式設定から深掘りまとめ
Number_i「3XL」のMVは、病原菌と免疫細胞という擬人化キャラクターを通して描かれる切ない恋の物語です。
平野くんの語った設定によれば、Number_iの3人は体内に侵入した病原菌、女性キャストは免疫細胞として、それぞれ役割を持ちつつ物語が展開されます。
またMVは単体ではなく、「未確認領域」プロジェクトの中で起きたサイドストーリーとして構成されており、過去作のキャラクター登場やペンダントの象徴などで世界観の連続性が示されています。
一方で歌詞は、過去の恋愛を振り返る主人公の心理描写として描かれており、MVとは時間軸や視点が異なるため印象にズレを感じる人もいます。
このズレの正体は、MVが過去の出来事を具現化した視覚的表現であるのに対し、歌詞はその経験から生まれた感情や選択を内省的に描写している点にあります。MVと歌詞を対比して読むことで、Number_iが描く切なくも深い恋の世界をより豊かに理解できるでしょう。


