「え?今年は地上波放送がないの」「配信になると演出も変わっちゃう?」そんな不安や疑問を抱いているファンの方は多いはず。
出演者の世代交代も進み、地上波放送が無くなったことでこれまでのカウコンとは違う「未知のステージ」になるのではという声も上がっています。
しかし、今回の変化は決して寂しいものではありません。
なぜ今年は「演出が激変する」可能性が出てきたのか。変わるとしたらどんなふうに?
過去の放送枠や現場の設営状況から見えてきた4つの決定的な理由と、新演出の正体を徹底考察します。
■この記事を読んでわかること
- カウコン2025の演出が激変すると予想される4つの根拠
- 松本潤・大倉忠義ら演出家不在と「WE ARE!」演出の継承
- 22:30開演という「拡大枠」がもたらす過去最大のボリューム感
カウコンをテレビ画面で見たい!
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【カウコン2025】演出が変わる可能性は?理由4つを考察
テレビ放送の撤退、世代交代、演出体制の刷新、そして昨年の伏線という「4つの地殻変動」が、今年のステージを根本から作り変えます。
理由① 地上波放送なしでCM中断、テレビ局先導の演出からの脱却
地上波中継がなくなることで、演出はテレビ主導からライブ本位へと大きく転換します。
かつてフジテレビ系列で地上波放送されていた時代、
カウコンは23:45〜24:45の「1時間」という厳格な放送枠に合わせて進行されてきました。
実体験として過去の録画を確認すると、テレビ中継が始まる直前の「放送開始まであと◯分!」という煽りや、放送中のCM(コマーシャル)の間、現場ではタレントがトークで繋ぐという「分断」が必ず発生していました。
また演出も事務所側はなくテレビ局の先導によりなされていたと思われます。
しかし、今回はFAMILY CLUB onlineでの配信となりCMによる中断が一切なくなる。(Netflixの見逃し配信ではプランによっては広告あり 出典:Netflixヘルプセンター)
またオープニングからエンディングまで一貫したストーリー性を持った演出が可能になります。
理由②ベテラン不在による完全な世代交代
ベテラン不在により、従来の型に縛られない自由度の高い演出が可能になります。
今回の出演ラインナップを見ると、NEWSやHey! Say! JUMPといった中堅が全体を支えつつも、Snow ManやSixTONES、なにわ男子、Aぇ! groupといった勢いのあるグループが中心となっています。
これまでのカウコンは、東山紀之さんやKinKi Kidsといったレジェンド層が全体の空気を締める役割を担っていました。
今回は「今の時代」を象徴するグループのみ。過去の様式美を守る必要がなくなった分、K-POPにも負けないハイレベルなダンスパフォーマンスや、配信を意識した先鋭的な映像演出が大胆に取り入れられると考えられます。
理由③松本潤・大倉忠義ら演出家不在の影響
松本潤さんが築いた演出思想は、若手世代に受け継がれていくと考えられます。
2025年のカウコンにおいて、松本潤さんや大倉忠義さんは「出演者」としてのクレジットはありませんが、彼らが築き上げた演出の魂は確実に受け継がれています。
特に2024年の「WE ARE!」において、松本潤さんは巨大な移動式ステージや、個々のグループの個性を際立たせつつ全体を俯瞰する「多層的な映像美」を提示しファンを楽しませました。
今回は彼らが現場を直接指揮する立場を離れたとしても、そのメソッドを学んだ若手世代の感性は、今年の演出にも反映されると考えられます。
理由④昨年のJUMP公演の告知「新しい形」の伏線
配信化により、従来よりも高密度で完成度の高い構成が実現します。
2024年(2023年末)、公式なカウコンが開催されなかった際、Hey! Say! JUMPの公演案内で「来年はまた新しい形でのカウントダウンコンサートができますよう、アーティスト、スタッフ共に精進してまいりますので、今後ともご支援、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。」(引用STATO Entertainment)という趣旨のメッセージが発信されました。
当時は単なる希望的観測にも聞こえましたが、今回の「Netflixでの世界配信」と「1月30日のメイキング映像配信」という展開を鑑みると、すべては計算されていたのだと合点がいきます。
単なるテレビ中継の代替品ではなく、世界市場を意識した「映像作品としてのカウントダウンライブ」へと進化させることこそが、彼らの掲げた「新しい形」の正体なのです。
Netflix配信でカウコンの演出はどう変わる?
配信という特色をいかし映像美と「ドームならではの熱狂」を両立させたハイブリッドな構成になります。
配信になったことで「長時間・高密度」なライブ構成
「2時間の超高密度ライブ」と、その後の「生の声」を届ける配信特化の2部構成になります。
東京ドームの規約上、深夜の楽曲演奏(音出し)は24:30までと決まっていることは、長年のファンや現場を知る者にとっては周知の事実です。
過去のテレビ放送では、中継終了後の24:45以降もステージ上で挨拶が続いていましたが、今回は22:30開演。
つまり、24:30までの「2時間」を純粋なライブパートとして使い切ることになるのではないでしょうか?
これまでの1時間枠に合わせたバタバタとしたメドレーとは異なり、2時間フルでパフォーマンスに充てられるため、ライブとしての完成度は飛躍的に高まります。
24:30以降の30分は、楽曲に頼らない「配信だからこそできる」新年の抱負や、グループの垣根を越えたMCタイムになると考えられます。
出演者のパフォーマンスの濃度が上がり贅沢に魅せる演出が可能
出演グループを絞ることで、一組ごとの見せ場を十分に確保できます。
2022年のカウコンは、全15グループ+ジュニアで総勢100名を超える出演者がひしめき合っていました。
なのでセンターステージやバクステを使えるのは一部のグループのみ、あるいは大人数での移動がメインでした。
しかし今回は、出演者をデビュー組に絞ったことで、一つひとつのグループがドームの巨大な設営を「独占」できる時間が格段に増えます。
いつも物足りなかった各グループのパフォーマンスもじっくり披露できるようになるのではないか?と思われます。
まとめ:2025年は新しいカウコンの形を体験する年になる可能性大
カウコン2025はNetflix配信によって演出が大きく変わる転換点になると考えられます。
2025年のカウコンは、これまでの「テレビ中継を前提としたイベント」から、「世界に届ける独立したライブ作品」へと劇的な進化を遂げものと思われます。
地上波放送がなくなる寂しさはあっても、22:30からの枠拡大、CMなしの没入感、そして世代交代した若手たちが作り出す新しい映像表現など、プラスの側面は計り知れません。
松本潤さんや大倉忠義さんが築き上げた伝統を土台にしつつ、さらにその先へ。
2024年に予告された「新しい形」が、Netflixという最強のプラットフォームでついにベールを脱ぎます。
私たちは今、新しい伝説の始まりを目撃しようとしています。変化をポジティブに捉え、新しい時代のカウントダウンを全力で楽しみましょう。

