MAZZELの新曲「BANQUET BANG」のMVが公開され、映像演出や舞台設定に注目が集まっています。
ロケは一室で行われていますが、その裏側には、ロケ地の選定や料理演出、出演者の配置など、細部まで計算された制作の工夫がありました。
本記事では、歌詞の深い考察ではなく、MVの舞台裏や演出面に焦点を当てて解説します。
ロケ地となった会場の特徴や、実際に用意された料理、BMSGトレーニーの出演シーンなど、「知るともう一度見返したくなるポイント」を整理していきます。
この記事を読んでわかること
- ロケ地となったホテルスプリングス幕張
- 情熱大陸で話題のはらゆうこ氏が手掛けた料理の秘密
- 出演トレーニー3人の登場シーンと1カット撮影の凄さ
- 「祝宴」の設定がMVに与えたポジティブな影響
MAZZEL「BANQUET BANG」MV舞台裏!ロケ地は幕張の豪華会場
タイトルにあるBANQUET「祝宴」という意味であり、BANGには「弾ける、爆発」という意味があります。
MVでは「衝撃的な祝宴」の世界観を最大限に表現するために、ホテルスプリングス幕張の最高級宴会場「エメラルド」が舞台に選ばれました。
バカラ特製のクリスタルシャンデリアが連なり、天井高6.5メートルを誇るこの空間は、まさにアルバムタイトル『Banquet』が象徴する「豪華な宴」を具現化したような場所です。
楽曲が持つ「刹那的でありながらもドラマティックなエネルギー」を視覚化するにあたって、この格調高くも開放感のあるロケーションは、彼らのダイナミックなダンスや1カット撮影のスピード感を支える不可欠な要素となりました。
なお、この会場はその圧倒的な世界観から、Snow Manの楽曲『JUICY』など多くの「映える」ミュージックビデオのロケ地としても知られています。
今作では「型破りな宴」というMAZZEL独自の解釈が加わることで、全く新しい表情を見せています。
MVの料理は情熱大陸で話題のはらゆうこ氏が手掛ける「本物の祝宴」演出
MVに登場する豪華な料理は、フードコーディネーターのはらゆうこ氏が、メンバー個々の好物まで細かく再現して手掛けた「本物の消え物(撮影用料理)」です。
直近ではTBSドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で竹内涼真さんが作る筑前煮のコーディネートも地がけています。
2026年2月1日に放送された『情熱大陸』でも紹介された通り、はら氏は日本一多忙とされるフードコーディネーターであり、そのこだわりは「料理が演技の邪魔をしない」ことにあります。
今回のMVでも、メンバーが実際に口にする料理は単なる小道具ではなく、彼らの個性を引き立てる「役の一部」として作り込まれました。
メンバーの好物を再現したこだわりのメニュー
テーブルに並んだ料理には、メンバーの好きな料理を取り入れています。
NAOYAさんのいちご、HAYATOさんのなますとレモン、TAKUTOさんの生ハムなど、メンバーそれぞれの好物が散りばめられています。
これらはファンが「まぜべや(公式YouTube)」などを通じて知っている嗜好を汲み取った演出であり、一発撮りの緊張感の中でもメンバーが自然な笑顔を見せられる一助となりました。
特に、TAKUTOさんがティザー映像でも披露していた「山盛り生ハム」の再現などは、ファンにとっても「答え合わせ」のような楽しみを与える、遊び心あふれる演出です。
撮影現場の空気を変えた「消え物」への情熱
はら氏は、かつて廃棄が当たり前だった撮影用料理を「美味しく、持ち帰れるもの」へと変える取り組みを続けています。
撮影現場では、料理の香りがメンバーやスタッフのモチベーションを高め、ポジティブなエネルギーを生む要因となりました。
MAZZELのメンバーが実際に料理を楽しみながら撮影に臨んでいる様子は、映像から伝わる「リアルな温度感」となって表れています。
作り込まれたセットでは出せない、本物の祝宴に近い空気がそこには流れていました。
料理の数々は撮影後にメンバーのお腹の中に消えたのではないでしょうか?
「BANQUET BANG」冒頭3分間の1カット撮影に込めた挑戦と熱量
本作最大の技術的な見どころは、冒頭約3分間に及ぶ「1カット(ワンショット)撮影」への挑戦です。
Yahoo!ニュースなどでも大きく報じられた通り、このMVは全2カットという極めて少ない構成で撮影されています
特に冒頭の3分間は、メンバー8人だけでなくカメラマンやエキストラ全員が、一度のミスも許されない極限の緊張感の中でパフォーマンスを完遂しました。
Billboard JAPANに掲載された公式の「BMSG Creative Lab 製作ノート」によれば、この映像は2nd Album『Banquet』の世界観を提示するコンセプトビデオであり、グループにとっての「新たな挑戦」を表現したものです。
ダンスのシンクロ率はもちろん、カメラワークに合わせた緻密な移動やアクティングなど、8人全員が一度のミスも許されないという、現場の極限の緊張感がこの「3分間」に凝縮されました。
彼らがこれまで数多くのライブステージやトレーニングで積み重ねてきた実力のすべてが、この一瞬に試されたといえます。
編集によるカット割りに頼らない1カット撮影だからこそ、映像からは嘘偽りのない「地続きの熱量」がダイレクトに伝わってきます。
コレオグラファー・MONA氏が手掛けた、激しくもユーモア溢れる振り付けを、余裕すら感じさせる笑顔で踊り切る姿には、2026年の始まりを告げるにふさわしい、今のグループが持つ圧倒的な自信と勢いがリアルに閉じ込められています。
「BANQUET BANG」BMSGトレーニー3人の出演シーンはどこ?
本作の「祝宴」を彩るゲストとして、BMSGトレーニーのHAL、KANTA、KEIの3名が、映像冒頭から続く緊密な1カット撮影の中にひっそりと、しかし確かな存在感で登場しています。
流れるようなワンショット撮影という特性上、初見で彼らを見つけ出すのは非常に困難で、何度も見返すことでその姿を捉えることができました。
出演の事実は、MVラストのクレジットに「Special Thanks:KEI, KANTA, HAL(BMSG TRAINEE)」と記されているほか、トレーニーたちの公式SNSでも正式に参加が発表されています。
HAL:HAYATOの傍らで料理を選ぶシーンに注目
BMSGトレーニーのHALさんは、物語が始まってすぐ、メンバーのHAYATOさんがテーブルを移動するシーンのすぐ横に映り込んでいます。
HALさんは以前からMAZZELの熱心なファンであることを公言しており、今回の出演はファンにとっても「エモい」共演となりました。
彼は豪華な料理が並ぶテーブルで真剣にメニューを選んでいるゲストの一人として、祝宴のリアリティを高める重要な役回りを演じています。
KANTA・KEI:賑やかな乾杯の輪の中に潜む二人
一方で、KANTAさんとKEIさんの二人は、宴もたけなわとなったテーブルの席で、他のエキストラダンサーたちと共に賑やかに乾杯を交わすシーンに登場しています。
彼らはMAZZELメンバーがパフォーマンスを繰り広げる背後で、祝宴を楽しむ「参列者」としての演技を徹底しており、一発撮りというミスが許されない状況下で、現場の華やかな空気感を見事に支えていました。
これらの登場シーンを特定するためには、スロー再生や一時停止を駆使して「間違い探し」のように楽しむのがファンの間での通な楽しみ方となっています。
MAZZELを支える最高の布陣として、事務所の絆が垣間見える瞬間と言えるでしょう。
MAZZEL「BANQUET BANG」祝宴の設定と歌詞の受け取り方
本作では、実在する宴会場という舞台が用いられていることで、MV全体に独特の空気感が生まれています。
ホテルスプリングス幕張の重厚な空間や照明のきらめきは、演出として強く主張するというよりも、映像の背景として静かに存在し、パフォーマンスを引き立てています。
こうした「祝宴」という設定は、楽曲の世界観と重ねて受け取ることもできますが、必ずしも明確な意味づけを必要とするものではありません。
豪華な空間の中で繰り広げられるダンスや表情を、そのままの熱量として受け止めるだけでも、このMVは十分に成立しています。
ただ、舞台裏の情報を知ったうえで改めて歌詞を読み返すと、言葉の響きやフレーズの印象が変わって感じられる場面もあるかもしれません。
祝宴という舞台設定が、歌詞の解釈を一方向に導くのではなく、受け取り方の幅を広げている──その程度の距離感で捉えるのが、このMVには自然だといえるでしょう。
歌詞の詳しい解釈については別記事で扱いますが、本作ではまず、映像と演出が生み出す空気感そのものを楽しむことをおすすめします。
まとめ(約400文字)
MAZZEL「BANQUET BANG」のMVは、祝宴という華やかな舞台設定の裏側に、多くの制作の工夫が重ねられた作品です。
ロケ地となったホテルスプリングス幕張の宴会場「エメラルド」は、楽曲の世界観を過度に主張することなく、パフォーマンスを引き立てる空間として機能しています。
テーブルに並ぶ料理は、情熱大陸でも紹介されたフードコーディネーター・はらゆうこ氏が担当し、メンバーの好物を取り入れた本物の消え物として用意されました。
こうした細部への配慮が、映像に自然な温度感を与えています。
冒頭の1カット撮影や、BMSGトレーニー3名の出演も、祝宴の空気を壊さずに溶け込む演出の一部です。
意味を一つに定めなくても、舞台裏を知ることで映像の見え方は確実に変わります。本記事をきっかけに、ぜひもう一度MVを見返してみてください。
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