2025年のNHK紅白歌合戦に初出場予定だった韓国のガールズグループaespa(エスパ)を巡り、メンバーの欠場が大きな話題となっています。
欠場理由は「体調不良」と公式に発表されていますが、その背景では、過去のSNS投稿をきっかけにした議論がX(旧Twitter)を中心に広がっていました。
なぜこの件はここまで注目を集めたのでしょうか。紅白欠場に至るまでの経緯と、問題視された投稿内容、NHKや所属事務所の対応を整理します。
この記事を読んでわかること
- aespaの紅白欠場は何がきっかけで話題になったのか
- 問題視された「きのこ雲投稿」とは何だったのか
- 欠場理由として公式に発表された内容
- なぜSNSで大きな議論に発展したのか
aespa紅白欠場は何があったのか
紅白歌合戦への出演決定後、メンバーのSNS投稿を巡る議論が広がり、最終的に1人が欠場する形となりました。
aespaは2025年の紅白歌合戦に初出場が決まっていましたが、中国出身メンバーのNINGNING(ニンニン)が体調不良により出演を見送ると、NHKと所属事務所が発表しています。
欠場自体は健康上の理由とされていますが、それ以前からSNS上では過去の投稿を巡る是非が議論となっており、「紅白欠場」と結びつけて語られるケースも増えていました。
このため、単なる出演者変更ではなく、「なぜこのタイミングで欠場になったのか」を整理したいという検索ニーズが高まったと考えられます。
aespaメンバーのきのこ雲投稿を巡る議論とは
問題視されたのは、きのこ雲を連想させる画像を「かわいい」と表現した過去の投稿でした。
きのこ雲を連想させる投稿内容
ニンニンは2022年、ファン向けアプリに、きのこ雲の形を想起させるランプの写真を投稿し、「かわいいライトを買った」といった趣旨のコメントを添えていました。
この投稿が後になって拡散され、「原爆のきのこ雲を想起させる」「不謹慎ではないか」と指摘する声が上がりました。
原爆被害の記憶が今も重く受け止められている日本では、この表現が適切だったのかを巡り、SNS上で賛否が分かれる状況となりました。
不謹慎だという指摘と反応
この発言は被爆国である日本人には笑って容認できる発言ではないという指摘が起こりました。。
SNSでは「意図がなかったとしても配慮に欠ける」という意見がある一方で、「デザインとしてのランプであり、原爆を揶揄する意図はない」と擁護する声も見られました。
SNSではaespaの出場自体を求める署名に14万人もの署名が集まりました。(yahooニュース)
この件は参院総務委員会でも取り上げられ、NHK側が見解を説明する事態に発展しています。
紅白歌合戦の欠場発表
NHKと所属事務所は、投稿問題と欠場理由は切り分けた形で説明しています。
NHKと事務所の説明
所属事務所は公式サイトで、問題となった投稿について「特定の意図はなかった」とした上で、配慮が足りなかった点について謝罪しました。またNHKも、事務所から説明を受け、意図的なものではないと確認したと説明しています。
一方で、紅白への出演方針自体は当初維持されており、投稿問題のみを理由に出演が変更されたわけではないとされてきました。
欠場理由は体調不良と公式発表
その後、ニンニンがインフルエンザに感染し、医師から安静が必要と診断されたことが発表されました。これを受け、紅白歌合戦にはKARINA、GISSELLE、WINTERの3人で出演することが決定しています。
公式発表では、欠場理由はあくまで体調不良とされており、SNS投稿問題との直接的な因果関係は示されていません。
(参考:aespa所属事務所公式発表)
メンバーの投稿がなぜここまで話題になったのか
紅白歌合戦という番組の性質と、戦後80年という節目が重なったことが関心を高めました。
紅白歌合戦は年末の国民的番組であり、出演者の言動や判断が注目されやすい特徴があります。
また2025年は戦後80年という節目の年で、原爆に関する表現への感度が特に高まっている時期でもあります。
さらに、Xでは紅白欠場を巡る投稿が相次ぎ、署名活動の動きも広がったことで、K-POPファン以外の層にも話題が拡散したと考えられます。
こうした複数の要因が重なり、aespaの紅白欠場は大きな注目を集める結果となりました。
aespa紅白欠場はなぜ話題に?Xで拡散した「きのこ雲投稿」と不謹慎論争の経緯まとめ
aespaがNHK紅白歌合戦を欠場したことをきっかけに、X(旧Twitter)では過去の「きのこ雲が可愛い」と表現した投稿が再注目され、不謹慎ではないかという議論が広がりました。
本記事では、なぜその投稿が問題視されたのか、どのような意見が出て論争になったのかを整理しています。
一方で、紅白欠場の公式理由は体調不良と発表されており、投稿との直接的な因果関係は明らかになっていません
事実として確認できる情報と、SNS上で拡散した受け止め方を分けて整理することで、現在何が起きているのかを冷静に把握できる内容としました。今後、新たな公式発表や動きがあれば、追記・検証していく予定です。

