南港ストリートピアノの運営者が投稿したエックス(X)のポストが、ネット上で物議を醸しています。
問題になった南港ストリートピアノはどこにあるのでしょうか?
また、よく聞くストリートピアノのルールや概念や南港ストリートピアノのポストについての問題点についても深掘りしていきます。
- 南港ストリートピアノはどこにあるのか
- 南港ストリートピアノ運営者のエックス投稿の内容
- 炎上した理由と問題点
- ストリートピアノの本来の目的とルール
- 世間の反応(否定的・肯定的な意見)
- 今後の改善策についての考察
南港ストリートピアノはどこにある?
南港ストリートピアノは、大阪市住之江区の複合商業施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」内のO’s(オズ)の2階にあります。
O’s(オズ)は飲食・娯楽施設が入ったビルで、コンサートや季節ごとのイベントも開催されています。
ストリートピアノは、「cafe&dining goo-note(グーノート)」内に設置されており、演奏可能なのは土日のみです。加えて、同会場では不定期でコンサートやミニライブも開催されています。
cafe&dining goo-note(グーノート)
グーノートは海を見ながら食事ができるレストラン。
ランチなら1000円ぐらいから食べることができるリーズナブルでファミリー向けのレストランです。
ランチメニューは豊富
・日替わりセット(日替わり,ご飯,汁物,ミニサラダ,小鉢)¥1,200(税込)
【平日サービス価格 1,000円】
・ヘルシーハンバーグセット(ご飯,汁物,ミニサラダ,小鉢付き)¥1,200(税込)
【平日サービス価格 1,000円】
・ローストチキンサラダ丼(汁物,小鉢付き)¥1,000(税込)
【平日サービス価格 930円】
・咲洲(サキシマ)カレー(ミニサラダ,スープ,ピクルス付き)¥1,200(税込)
【平日サービス価格 1,000円】
・goo-note サラダランチ(小鉢,汁物,ご飯付き)¥1,000(税込)
【平日サービス価格 930円】
Googleマップでの悪い口コミにも真摯に対応をしていて、決してお客様を軽んじていようには思えません。
住所:〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1−10
WEBサイト:http://www.atc-co.com/index.php
ストリートピアノの定義とルールとは?
ストリートピアノの定義
公共の場などに置かれたピアノを自由に弾くことで演奏者と観客が音楽を通じてつながりを生み出すものストリートピアノの定義
ストリートピアノとは、公共の場に設置された自由に演奏できるピアノで、音楽を通じて人々のつながりを生み出すものです。
ストリートピアノの起源には諸説あります。
- 2003年 イギリス・シェフィールド
- 引っ越しの際にピアノを屋内に入れられず、外に置いたことがきっかけ。
- 「ご自由に弾いてください」と看板を立てると、多くの人が演奏するようになった。
- 2007年 イギリス・バーミンガム
- アーティストのルーク・ジェラムが「Play Me, I’m Yours」活動で、15台のピアノを公共の場に設置。
どちらにしてもイギリスで2000 年代に始まったということですね。
どこの誰かはわからない説よりもバーミンガムのアーティストの説の方が信憑性がありますが、シェフィールドの方が温かみがあってほっこりしますね。
ストリートピアノのルール
ストリートピアノは誰もが自由に、楽しく弾けるけるピアノと言う概念で設置されていますが、その場所の運営者によってルールがある場合があるので一概に「自由に」と言う訳にはいかないのが現状です。
港南ストレートピアノのルール
- 1回の演奏は「おひとり様10分まで」とさせていただきます。
- 演奏の際は周囲とピアノに配慮した「優しい演奏」をお願いします。
- ピアノ演奏時の撮影においては「演奏者のみの撮影に限り許可」します。
- ピアノ以外の演奏(楽器持込セッション、歌唱など)はお控えください。
- 集客目的でのSNS事前告知や活動告知(チラシ配布など)は禁止です。
- 周囲に対して配慮のない行為、ピアノへの粗暴行為が確認された際は利用をお断りします。
- ピアノが損傷した場合は弁償して頂く場合がございます。
となっていて演奏者の技量については一歳触れてはいません
基本的にはピアノを丁寧に扱うこと、ピアノを独占しないこと。使用時間が主なルールとなっているようです。
南港ストリートピアノと他の地域のストリートピアノと比較してもルールに大きな違いはないようですね。
よくYouTubeなどで突然他の楽器とのセッションが行われているものがありますが、あれは実は突然ではなく運営側に許可をとっていることがほとんどです。
南港ストリートピアノ運営者エックス投稿はどんなもの?
ストリートピアノは今全国各地に設置され、演奏されていますが、現在南港ストリートピアノの運営者からのエックス投稿が物議を醸しれいます。
運営者の投稿とは一体どんなもの?
#南港ストリートピアノ からのお願い
— 南港ストリートピアノ (@nankostreetpf) March 22, 2025
こんな掲示はしたくなかった、、というのが正直な気持ちです、、
「練習は家でしてください」
こんなこと書かなきゃいけないなんて想定外でした。
間違うのはしょーがないんです、、生身だから😅
でも、人の練習聞かされる側はたまったもんじゃないんです。 pic.twitter.com/mRldm3fiV0
この投稿の趣旨は?
このストリートピアノの設置場所はショッピングモールのフードコートに設置されています。
そのピアノを練習に利用している人が多くレストランのお客さんから苦情が出ているので「練習は家でして、ストリートピアノを演奏する人は本番までに仕上げてきて」と言うことだと思われます。
つまりは下手な人は上手くなるまで練習してから来てねと思われても仕方ない発言だと思います。
南港ストリートピアノの投稿、問題点4つ
言葉の選び方に問題があった
南港ストリートピアノ運営者の投稿にあったのは
- つっかえてばかりの演奏にクレームがあった
- 誰かに届いてこそ音楽、手前よがりな演奏は「苦音」です
上手くないピアノ演奏は音楽ではない、ともとれる発言。
音を楽しむ「音楽」とい言葉の概念を覆すような物言いだと感じました。
ストリートピアノの概念とポストの内容が違っていた
そもそもストリートピアノってなに?
ストリートピアノ(英: street piano)とは街中・街角などの公共の場所に設置された誰でもが自由に弾ける状態のピアノの通称。 「街角ピアノ」ともいう。 音楽を通じて人と人のつながりを生み出すといった趣旨を込めて設置されている。
ウキティベティアより
ストリートピアノの設置場所がフードコート(レストラン)だった
それを目当てに出かけたわけでもなく不意に出会う音楽の素晴らしさと楽しさを体験できる。ピアノを弾く人と聞く人の一期一会が醍醐味。
それがへたっぴだったとしてもそれを微笑ましく聞くおおらかさも必要だと思います。
そして駅や道などに設置されたピアノなら気になる人は足を止めて聞き入ればいいし、聞きたくないと思えばそのまま目的地に一目散でも構わないのもお互いに負担がなくていい部分ですよね。
今回の南港ストリートピアノはフードコートに設置されたピアノで食事をしている人は数十分気に入らない音楽を聞かなくてはならなかったと言うストリートピアノの概念とは外れた運用方法に問題があったのではないかと思われます
南港ストリートピアノこの投稿に関しての世間の反応
エックスでの否定的な意見
◆そもそも設置場所を間違えている
◆ストリートピアノは駅とか人の往来があるところで行うべきで数十分止まらなければならないフードコートの設置にストリートピアノは向いていない
◆上質な演奏を求めるのなら演奏者を雇えばいい
◆ストリートピアノの本質とは違う考え方では?
◆誰下手な奴は音楽じゃなくて苦音とか考え方が偏っている。誰にも認められなくても音楽は音楽。
◆演奏者に対するリスペクトを感じられない
などの意見が投稿されました。
南港ストリートピアノ運営者さんは別の日にもこんなポストをしています。
【3/19(水)19〜22時開催】#南港ストリートピアノ
— 南港ストリートピアノ (@nankostreetpf) March 16, 2025
上手い演奏には気持ちいい緩急あり、人間で言うとツンデレについヤラレガチなんだけど、ここ最近の寒暖差は身体に厳しいです。
対比する現象に出くわすと「冷静と情熱のあいだ」のサビメロが脳内で鳴り出し、冷静ではなく情熱的になるのが不思議♪😆 pic.twitter.com/IElh0Pu5ZT
ストリートピアノはかしこまって上手な演奏を楽しむ場所ではないと思います。
時には周りの人がクラップしたり口づさんだり、演奏者とリスナーが近い距離にあるものだと私は思っています。
中には他のストリートピアノの運営者が自分のところは練習でも構わないので演奏に来てほしいと言う宣伝のポストもありました。
エックスでの肯定的な意見
エックスではこんな意見も投稿されました。
誤解を招くといけないので、再度コメントさせていただきますが、主催者さんの言いたいことは、「下手な人は弾かないで」や「子供さんはダメ」とか「ミスタッチは論外」等というものではなく、公共のストリートピアノを使って『音取り』や『譜読み』〔実際に居ます〕は遠慮して下さいね。…
— よしだ賢司 (@yoshida_kenjii) March 22, 2025
この方は地方に住むストリートピアノを趣味とする方のようです。
擁護というよりは運営の物言いの当たりの強さをソフトに言い換えています。
確かに次の演奏者のことを考えずに延々と練習されている人もいるのかもしれませんね。
南港ストリートピアノ運営者はその後はダンマリ
物議のポストは3月22日のものですが炎上した後も今のところは訂正や謝罪のポストを発信してはいません。
これで来場してくれる人を期待しての炎上商法でしょうか?
もしくは商業施設の中の設置なのでお客様のクレームを無視できない立場でなかなか方針を発表できない状態なのかもしれません。
どのぐらい程度の下手さなのかとかが明記されていないのではっきりとした解決法は見つかりませんが、フードコートの設置はやめた方がいいと思います。そして一定の技量を求めるのならストリートピアノと言う名称を変更した方がいいと思います。
cafe&dining goo-note(グーノート)のエックスでは?
ピアノを設置しているグーノートはエックスでピアノ運営とは別という説明をしています。
当店としましても、数々の憶測や例のピアノの呼称においての言葉の齟齬(運営サイドのストリートピアノに対しての認識不足だと私も考えております)や注意喚起における文章に対していち早く世間の皆様との擦り合わせをしてほしいと願うばかりです。
— cafe&dining goo-note (@goonote2010) March 24, 2025
そうなんだ。とはなりませんよね。
お店のサイトにはしっかりストリートピアノの宣伝を行っています。
問題が起きたらエックスアカウントとは別、と言われても納得できないというのが一般の意見でした。
南港ストリートピアノ問題の解決策3つ
SNSの意見や自分の見解から解決策を考えていきます。
ストリートピアノではなくコンサート会場に
現在の運営方針は明らかにストリートピアノの概念から外れているのでプロが行うミニコンサート会場にしたらいいのではないでしょうか。
ピアノを置く場所を移動する
現在のイートイン施設ではピアノ演奏を聴くのが苦手、という方は演奏からのがれら得ない観光になります。
食事をしている間は我慢をしなくてはなりません。
聞きたくない人は立ち去れるような場所に設置するのがベストでしょうね。
ピアノは撤去。有線を流す
いつでも完成された曲が好まれるのなら有線のクラシックチャンネルを流しておけばいいのではないでしょうか?
いつも同じで退屈しそうですが、毎日お出かけになるお客さんもそうそういないでしょうから問題ないと思われます。
南港ストリートピアはどこにある?ストリートピアノの定義と問題解決方法3選まとめ
南港ストリートピアノの運営者による「練習は家でしてください」という投稿が、多くの議論を呼びました。
ストリートピアノは本来、誰でも自由に演奏できる場ですが、フードコートという設置場所の影響もあり、利用者と周囲の人々の間で意見が分かれています。
運営側の言葉選びに問題があったことも炎上の要因のひとつでしょう。
ストリートピアノは“自由な演奏の場”である一方、場所によってはルールが必要。今回の炎上をきっかけに、より良い運営方法が議論されることが望まれます。