ドラマ『秘密』原作ネタバレ！雪子が本当に好きなのは薪？青木登場で関係はどう変わる？

ドラマ『秘密』の原作を読むと、登場人物たちの関係性がより深く描かれています。特に雪子が本当に好きだったのは誰なのか、鈴木が指輪を渡せなかった理由、そして青木の登場で薪との関係がどう変化するのかが気になるところですね。

※本記事には原作のネタバレが含まれます。ネタバレを避けたい方はご注意ください。

この記事でわかること

ドラマ『秘密』原作ネタバレ！雪子が本当に好きなのは薪？

雪子は薪のことを好きでした。しかし、その気持ちを認めたのは鈴木が亡くなってから2年以上経ってからのこと。彼女は自分の感情を封じ込め、鈴木との婚約を選んでいたのです。

ドラマではまだ深く描かれていませんが、原作では薪を「剛くん」と呼ぶ数少ない存在であり、冷静な判断力と優れた分析能力を持つ監察医です。

雪子は仕事ではプロフェッショナルですが、私生活では恋愛に不器用で要領が悪い一面もあります。

また、柔道の有段者で、大柄な男性を投げ飛ばすほどの腕前を持つかっこいい女性です。

原作・ドラマともに、3人は大学時代の同級生。

特に鈴木と薪は親友であり、雪子とは鈴木を通じての関係でした。

しかし、薪にとっての優先順位は「鈴木＞雪子」。

そのため、薪は二人の関係を応援していましたが、雪子とは一定の距離を保っていたのです。

薪を演じる坂垣李光人さんは、実際には鈴木役の中島さんより6歳年下ですが、原作でも薪は高校生のように見える設定のため、違和感のないキャスティングだと言えます。

第1話で鈴木は雪子のために指輪を購入しました。しかし、彼はその指輪を渡すことなく薪に撃たれてしまいます。チャンスはあったはずなのに、なぜ渡せなかったのでしょうか？

その理由は、雪子の薪への態度にあります。

鈴木は、彼女が薪に惹かれていることに気づいてしまったのです。

雪子が薪を見つめていた
- 指輪を買った後、カフェで待ち合わせした際、雪子は薪をじっと見つめていました。
- その姿を見た鈴木は、一瞬落ち込んだ表情を浮かべています。
薪を誘う雪子の態度
- 雪子は学生時代の延長のように、薪に「3人でどこかに行かない？」と誘います。
- 鈴木はその発言を聞いて、表情を曇らせます。
鈴木との時間でも薪を気にする雪子
- 雪子は鈴木と一緒にいる時でも薪のことを気にかけていました。
- そのため、鈴木は指輪を渡す決心がつかなかったのでしょう。

また、原作では鈴木の結婚しなかった理由が「薪に遠慮していたから」とも語られています。薪には家族がいないため、国家機密を扱う職務に就くことができました。その環境を考慮し、鈴木は結婚をためらっていたのです。

雪子は薪には敵わないというコンプレックスを持っていました。

プライドが高いため、自分の本当の気持ちを認めることができなかったのです。

また、彼女は「自分は大柄な男性が好みで、小柄な薪のようなタイプは好きではない」と言っていましたが、原作の12巻では薪への想いを認めています。

薪は鈴木と雪子の交際を応援していましたが、鈴木が離れていくことに寂しさを感じてもいました。

この関係性をBL的に捉える人もいるかもしれませんが、薪は精神的に鈴木に依存していただけで、鈴木には恋愛感情はないと思われます。

青木一行は、第九の補充要員として登場します。

彼は鈴木に姿形がそっくりなだけでなく、人間としての本質も似ていました。

青木は薪に厳しく接される
- 薪は青木が鈴木と同じように命を投げ出さないよう、厳しく指導します。
- しかし、青木はめげずに食らいつき、次第に信頼関係を築いていきます。
雪子は青木の好意を受け入れる
- 青木は雪子に惹かれていき、最終的に婚約。
- ただし、雪子は薪に嫌味を言われたことがきっかけで半ばヤケクソで婚約したと語っています。
薪の願い
- 薪は「第九のメンバーが家族を持てる環境にしたい」という願いを持っていました。
- そのため、青木と雪子の関係を応援し、二人が結婚することを望んでいました。
薪と雪子は距離を置く
- 青木は雪子が薪を好きなことに早くから気づいていましたが、気にしないようにしてきました」。
- 薪は雪子に対し、徹底して敬語を使い距離を置いていました。
- その態度に気づいた雪子は、つい「あなたの好きな人はみんな私を好きになるのよ！」と言い放ってしまい、薪を傷つけてしまいます。