ドラマ『秘密』の実写化ドラマが始まりました。
原作ファンなら誰もが感じる「キャストのイメージは合ってる?」「あの独特な世界観を再現できるの?」といった不安。
薪剛役の坂垣李光人さんや青木役の中島裕翔さんなど、キャストの雰囲気が原作にぴったり!
実写化キャストの満足度90%
アニメや映画を超える映像化を果たせたのか…?この記事を読めば、その秘密に迫れます!
【ドラマ秘密感想】キャストの満足度90%!
キャストに関しては自分は薪と青木の身長差や雰囲気で満足しています。
30代で高校生にも女性にも見えるという薪のキャラ設定。これドラマ化では非常に厳しいと思っていました。
原作の清水さんによると薪さんはラルクのhyde様のイメージだそう。
あー納得wと言う感じですね。
昔細かった頃の千葉雄大くんとかあってるかなぁと思っていたのですが、ちょっとベビーフェイスなんですよね。
これは若く見える役者さんで行くのか、若い役者さんに10歳以上の役を演じてもらうのか?
非常に難しいところだっだと思います。
それぞれのキャストも雰囲気は合ってると思っていますが、雪子さんだけは違和感が残ります。
ドラマではまだ露出が少ないので性格が改変されているのかは謎。でも門脇さんは演技が上手いのでリカバーできるとは思っています。
薪 剛:坂垣李光人
坂垣李光人くんは現在23歳。薪は30代ですから演じるのは難しいかと思いますが、雰囲気は近いと思っています。映画版は全然イメージとは違っていてがっかりしたんですよね。
李光人君はこの役のために体重を5キロ増やしたそうですから役作りも真摯に取り組まれているようです。
薪さんは毒舌でヒステリックで天才だけどどこか儚い。そんな設定。
ドラマ版は毒が足りないというかやはり迫力も足りないですね、30代半ばの経験からくる何かが足りない、そんな気がします。
1話より2話、2話より3話とどんどん薪さんっぽくなってきているんですけどね。
特に個人的ツボとしては斜め後ろからのフェイスラインが原作の薪に似ている点ですね。
あと何かと倒れがちなところwもツボw(原作通りですw)
鈴木・青木:中島裕翔
原作にぴったり合っていると思います。
特に薪との身長差萌えw
中島さんは鈴木の時はパッとしないな〜と感じましたが、青木のターンは明るくて溌剌としたキャラクターをうまく演じ分けていると感じました。
ビジュアルは原作に非常に近いと思っていて満足しています。
雪子:門脇麦
原作の雪子はスレンダーな高身長美女。とってもプライドの高い男まさりな性格です。
門脇さんは役に合わせて化粧を濃くしているのかもしれませんが、輪郭とか雰囲気が可愛い系なのでビジュアル的には合っていないと思います。
でも演技が上手いことで定評のある女優さんなのでどう雪子を演じるのか期待しています。
彼女に合わせてキャラ変してくるかな?それはなさそうな気がします。
現在6話まで視聴しましたが、う〜ん。やっぱり雪子では無いなぁと思っています。
貝沼教授:國村隼
原作では薪に施しを受けたことでプライドを傷つけられ薪への歪んだ感情から連続殺人を犯した浮浪者です。
この設定を脳科学の教授にして、薪のために脳スキャンのシステムを作りながらも命を断ち自分の脳を見せることによって薪を呪縛するサイコキラーです。
教授というステイタスがあり紳士的なキャラに改変したことでサイコキラーっぽさが増し、一見まともそうな人が実は…的な怖さがありました。
岡部警部:高橋努
原作ではゴリラのような風貌の大男です。暴力的かと思いきや気配りのできる心優しい男。
ドラマ版の高橋さんはもう一回り大きくがっしりしていれば…と思いますが、182センチ、青木役の中島さんよりは大きいので問題なし。
2話で薪と初めて仕事をした時に薪のヒステリーに振り回されてオタオタしていたのがめっちゃ面白くてこのままこのバディでいいやん(原作無視)と思ったのですが、3年後はすっかり落ちつてしまってました。
ちょいちょい青木と薪の関係に嫉妬しているっぽい言動が可愛いぞw
滝本幹生:真島秀和
ドラマでは貝沼の脳を見たことで現在精神をやられてしまっていて入院中。
原作では最後のクライマックスの鍵を握る人物です。ダンディーな紳士服モデルみたいな風貌ですが薪にたしてタメ語を使い嫌味を言う第九では特異なキャラクターです。
真島さん相関図の画像が大きいし今後の活躍の期待しかないです。
その他警察関係の人たち
その他検察関係の人たち
警察庁長官:利重 剛
警視総監:大河内 浩
科学警察研究所の所長:池田鉄人
と脇をしっかり固めてきています。
原作のストーリーから考えると今後もっと出番が増えてくると思います。
【ドラマ秘密感想】実写化の5つの不安!

ドラマ秘密は世界観を崩さずにテレビ版として再現できたいい例なのではないでしょうか?
私は元々この作品は映像化が難しいと思っていました。
理由は5つありました。
1薪のキャラクターに合う役者さんが多分見つからないのでは?
2事件が猟奇的すぎて地上波ドラマでは再現できないのでは?
3取り扱う事件が性被害にあった人、浮浪者、外国人などでテレビだとコンプライアンスに引っかかりそう
4ギャグパートが寒くならない?
5そこはかとなく香るBL臭を地上波で表現するのか?
けれどもかなり原作に近づけながらしっかり再現できていると思っています。それでは各項目つにいて深掘りしていきましょう!
薪のキャラクターに合う役者さんが多分見つからない
原作の絵が美しすぎて実写は難しいと思っていました。
映画版で生田斗真さんが薪を演じていましたが、斗真さんは美しいけれど薪じゃなかった(自分比)
華奢でもなくて、若くもなくて、センシティブでもなかった(原作厨でこめんなさい)
薪っぽい役者さんを見つけ出すのは到底難しいのではと思っていたので映像化には期待していませんでした。
ところがドラマ版を見たら李光人くんが若いせいなのか薪の繊細さがよく出ていて良き。
できればもっと毒舌パワハラ上司でも良いw
でもね今の時代って男性は親近感があって優しくて面白くてというキャラクターが受ける傾向にありますよね。
薪の孤高の天才で普段は毒舌パワハラなのに実は繊細で人一倍周りの人の気持ちを先回りできる優しさのギャップがすごいというキャラクターって一部の層にしか刺さらないと思うんですよね。
薪さんはかっこいいんですよ。近づき難い存在なんです。これでいいんです。
第九の設定と事件が地上波ドラマでは受け入れ難い
まず第九の原作の設定が受け入れられるかどうか?そこに不安がありました。
脳のスキャン、その映像を再現という近未来のSF。それを視聴者が受け入れられるのか?ということ。
それと原作は絵が綺麗なのであまり気になりませんが結構グロいです。
遺体の皮を剥いだり、胴体切断したり、頸動脈切ったり…
これ絶対地上波で忠実には再現できないと思っていました。
実写化では?
案の定だいぶマイルドになっていますよね。
ギリギリを攻めていると感じています。貝沼の自殺シーンではヒエっとなりましたもん。

結構グロいから実写化、しかも地上波はチャレンジだと思っていたよ!
取り扱う事件がコンプライアンスに引っかかりそう
取り扱う事件が性被害、浮浪者、外国人や社会問題などに切り込んでいてある意味問題提起になっています。

ただ犯罪を犯すのはこういう人たちみたいな偏りを感じるのは自分だけ?
実写化では?
ストーリーや犯人はほとんど原作と流れや登場人物は変えていません。事件の内容もあまり変えてきてはいません。
ギャグパートが寒くならないか?
秘密って結構ギャグパートが多いんです。
薪さんが青木たちに罵詈雑言を浴びせたり、それに対する青木の反応とか、2話で岡部がオタオタ興奮するところや3話のヘリコプター内で青木がバカな子になるところとかw
実写でやったら寒いだけなのかな〜と。
本編がシリアスな分コメディ部分とのバランスが難しそうです。世界観が崩れちゃうかもしれませんしね。
実写化では?
ヘリのシーンは貝沼の脳にやられると酔っ払いみたいになるの?ギャグパートおもろwとなりましたが、原作に忠実です。
基本的にはギャグパートがあまり無いですね。青木の存在はギャグでしかない気もしますが、真面目に描かれています。岡部さんの愛らしさが演出できてない?
そこはかとなく香るBL臭を取り除くのか?
貝沼は薪のことが好きすぎで犯罪を犯しますし薪、青木(鈴木)雪子で複雑な感情のもつれが描かれてそこはかとないBLの香りがします。
実写化では?
特に貝沼の薪に対する執着は相当なものでこれを地上波でやったら反発を食らいそうなので設定を変えてくるのかな?と思ったら3話で貝沼に「薪君、愛している」と言わせました。
その設定生かしたか〜と拍手したくなりました。
薪と鈴木、薪と青木の関係もですね。
薪さんが女子っぽいのでそう感じてしまうのかもですが原作もそこはかとない匂いは出ています。
これは捉える方の問題だけど自分はすきです。
薪の鈴木や青木に対する愛情を描くにはドラマでは描かれないと思っています。
【ドラマ秘密感想】原作リスペクトが凄い!
自分が原作既読でドラマになるにあたって読み返しています。
原作は時系列が過去、現在と変わり、少々理解にかかります。
ドラマでは順番を時系列に合わせて視聴者にわかりやすくしてありますし、各話も原作ではわかりにくい物語の流れをうまく変えていると思います。
だけど余計なキャラクターを加えたり、性別を変えたりと余計な改変をしていないところが好感が持てました。
テレビ用にマイルドになっていますが、事件の真相や各キャラクターも原作と基本同じです。
むしろ「このセリフ言わせちゃう?」みたいに感じるシーンが多々あります。
【ドラマ秘密感想】キャストの満足度90%!実写化の6つの不安を跳ね除けた原作リスペクト!まとめ
ドラマ『秘密』は、原作ファンが抱いていた不安を見事に払拭し、期待を超える実写化を実現しています。
キャストの雰囲気が原作に忠実でありながら、それぞれの俳優が個性を引き出して魅力を倍増させています。
特に薪剛役の坂垣李光人さんの繊細な演技や、青木との身長差が絶妙なバランスで描かれており、原作の世界観を見事に再現。
ストーリーの展開やキャラクターの成長も見逃せません。
今後の展開に期待が高まる中、映画・アニメを超えたと感じるファンも多いはず。この実写化、あなたはどう評価しますか?