2月7日FC東京は早稲田大学生の安斎颯馬(あんざいそうま)選手とFC東京とプロ契約を締結したと発表しました。
元々2025年からFC東京でプレーすることが決まっていた安斎颯馬ですが、一年前倒しになったということになります。
大学生でプロの選手となると学校に行く時間があるのでしょうか?あと1年はどんなふうに過ごしていくのか気になりました。
安斎颯馬プロフィールと経歴、ポジション、プロ契約にFC東京を選んだ理由、また今後学業はどうするのか?について調べました。
安斎颯馬、プロ契約のお知らせ
安斎颯馬選手(早稲田大学)プロ契約締結のお知らせ
FC東京は、2025シーズンに加入することが内定しておりました安斎颯馬選手(早稲田大学)と、2024シーズンよりプロ契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
FC東京公式サイト
覚悟を持ってこの決断をしたので、この決断をしたからには生半可な結果では終われない。自分がスタメンを奪い取ってやるという気持ちでやっていきたい。
中日新聞
これからプロとしての決意を強く感じされるコメントですね。
安斎颯馬プロフィール
安藤選手の出身は東京都目黒区、青森山田高校を経て現在早稲田大学社会学部に通っています。
ポジションはフォワードとディフェンダーの間でプレーするミッドフィルダーです。
安藤選手は運動量が多く守備も攻撃もできる選手なのですね。
名前 | あんざい そうま |
ポジション | MF |
---|---|
生年月日 | 2002年9月29日 |
出身 | 東京都目黒区 |
大学 | 早稲田大学社会科学部 |
身長/体重 | 175cm / 68kg |
経歴 | 2012〜2014 FCボノス目黒 2015〜2017 FC東京U-15深川 2018〜2020 青森山田高校 2021〜早稲田大学入学 2023〜JFA・Jリーグ特別指定選手 2024〜FC東京と契約 |
安斎選手は小学生時代は地元目黒のFC BONOS MEGUROで基本的なことを学びました。
FC BONOS MEGUROは親御さんがチームの送迎をしたり、運営の手伝いをすとことなどのないクラブチームです。
参加資格は幼稚園児から小学校6年生まで
低学年では個人技術の徹底
中学年から数名のグループ戦術
高学年ではチーム戦術
と中学校に行ってからもプレーに役立つような技術を段階的に指導をしています。
安斎選手が高学年になると東京都の大会では何度も好成績を残しているチームです。
中学に入るとFC東京U-15深川に所属。
2017年にはJFA(日本サッカー協会) U-15(FIFA U-17ワールドカップ2019)日本代表候補 トレーニングキャンプ(@J-STEP)メンバーに選出されています。(FC東京のHPより)
高校はスポーツ強豪校の青森山田に進学
高校3年生の時に出場した高校サッカー選手権で得点王、最優秀選手になり一躍注目を集めました。
高校卒業後 早稲田大学へ進学、サッカー部入部
安斎選手はAO入試で早稲田大学に入学しています。
2021年1年生の時に関東大学リーグ1部の新人王獲得
2023年4月12日、2025年シーズンからのFC東京加入内定が発表され、特別指定選手に承認。
すでに公式戦2試合を経験しています。
赤と青のFC東京のユニホーム、似合ってますね。
特別指定選手とは?
対象者は全日本大学サッカー連盟、全国高等学校体育連盟、または第2種日本クラブユースサッカー連盟のいずれかに加盟しているチームの登録選手、受け入れ先はJリーグ所属クラブである。(Wikipediaより)
特別指定選手の条件
Jリーグクラブからの能動的な申請が必要(従来は協会側の推薦する選手に限られていた)
指定期間:1か月単位
受入先のJクラブにプロ選手として加入が内定している選手(契約内定選手)であること
2003年まではほとんどが高校生でしたが2003年制度が変わり大学生にも門下を広げ、今はほとんどが大学生となっています。
安斎選手はなぜFC東京を選んだのか?
2023年のインタビューで安斎選手は
キャンプに参加させていただき、自分のなかでしっくりくるものがあったことと、このタイミングで決めることによってサッカーと勉強の両立がしやすいクラブが東京だと思いました。自分の想いを行動に移すこと、自分自身の様々な意思が嚙み合ったクラブが東京でした。
と答えています。(FC TOKYOのインタビューより)
安斎選手がFC東京を選んだ理由は主に
⚫︎練習法やプレースタイルが自分に合っていた
⚫︎勉強と両立しやすい
⚫︎夢だったプロとして早くプレーしたかった。
ことがあげられます。
中学の時にFC東京U15深川に所属していたことも影響しているのではないでしょうか?
2023年12月に安斎選手はnotoにこのようなことを書いています。
生きていくということは、常に決断の連続である。
年齢を重ねていくごとにその決断の重みを感じている。
例えば、どこの学校に進学するか、卒業後はどの道に進むのかによって人生は大きく変化してくる。
自分の夢と大きな希望、そして覚悟を持って道を選択するが、その決断に正解は存在しない。
先の見えない世界の中で、その決断が正解だったかどうかはその後の結果でしかわからない。
今後も訪れ続ける決断の中で不安や恐怖が多く存在する。ただ大事なのは常に自分が後悔しない選択をすること、そしてその選んだ道を自分自身が正解にしていくことだと思う。
今後も自分の夢に向け覚悟を持った決断をし、その決断、覚悟を自分の行動と結果で示していきたい。
早稲田大学ア式蹴球部note
プロ契約をすることに対して相当の覚悟と決断をしたことが伺われますね。
安斎選手のプロ契約にFC東京のサポーターからは大歓迎を受けています。
ありがとう!✨
— らこ💙❤️@Tokyo⚽️ (@azulevermelho68) February 7, 2024
今シーズンますます楽しみになりした。
思いっ切り躍動して下さい🔥。#安斎颯馬#fctokyo https://t.co/PqYBVl0qmg
安斎颯馬がプロ契約はでかすぎる、右サイドバックは帆高、白井、安斎の3人+長友、小泉あたりで争わせるのかな。
— サワイ (@sakamichi_SAWAI) February 7, 2024
今まで学生でありながらプロ契約を結んだ選手はいる?
武藤嘉紀 慶應義塾大学経済学部 →FC東京へ正式に加入
長友佑都 明治大学経済学部 →FC東京へ正式加入
奥田勇斗 桃山学院大学→セレッソ大阪
三浦颯太 日本体育大学→ヴァンフォーレ甲府
これはほんの一部で、数多くの選手が在学中に特別指定選手からプロチームと契約をしています。
プロ選手と大学両立は可能?
ほとんどの特別指定選手は大学3年生でプロとして契約をしています。
契約するとまず大学のサッカー部は辞めることになるでしょう。
安斎選手はコメントで大学の関係者に感謝の言葉を述べています。これを読むと円満にプロ契約の道を選ぶことができたようですね。
□安斎颯馬選手 コメント
「2024シーズンよりFC東京でプレーさせていただくことになりました安斎颯馬です。
FC東京公式サイト
まずはじめに、この決断を受け入れてくださった早稲田大学の関係者のみなさまに感謝いたします。
今の自分があるのは、早稲田大学ア式蹴球部で過ごした日々のお陰です。感謝の気持ちを、今度はプロのピッチで示していけるように頑張っていきます。
FC東京のファン・サポーターのみなさま、青赤のユニフォームを着て、勝利のために全力で魂を持って今シーズンから戦います。応援よろしくお願いします」
学業の両立は可能?
シーズン中のプロチームの練習はほとんどが午前中で午後は自由時間となっています。
午後の授業であれば十分受講できると思いますが、これからプロ選手として活躍しようとしている選手ですから自主トレは必須ですよね。大学には今までのように通えなくなると思います。
かといって大学を中退したという選手の話は聞きませんのでレポートによる課題提出とスクーリング、オンラインを主にしていくか、通信制に変えたりする選手もいるようです。
上に紹介したインタビューでもFC東京を選んだのは学業と両立しやすいからと答えているので今後も学業にも励んでいくと思われます。
まとめ
安斎選手のプロフィールと今までの経歴、FC東京とプロ契約を結んだ理由、学業はどうするのか?について調べました。
安斎選手は高校サッカー選手権得点王、関東大学リーグ1部の新人王獲得、特別指定選手、プロ契約と順調にサッカー人生を進んでますね。
安斎選手がFC東京を選んだ理由は主に
⚫︎練習法やプレースタイルが自分に合っていた
⚫︎勉強と両立しやすい
⚫︎夢だったプロ選手として早くプレーしたかった。
だと思われます。
安斎選手は学業も大切にしていることがわかりますね。
大学はあと一年。プロサッカー選手と両立させ無事卒業できるといいですね。