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【静岡まつり】流鏑馬(やぶさめ)が静岡まつりに!小笠原流の演武、流鏑馬VR体験も!

静岡まつりメインイメージ イベント
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馬に乗り疾走しながら的(まと)に向かって弓を射る流鏑馬(やぶさめ)。ニュースなどで見たことがあっても実際に見たことのある人は少ないのでは?静岡県ではGWの富士宮本宮での神事で毎年間近でみることができました。(しかし激混み!昨年は新型コロナ感染防止のため中止)

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なんと、今年の静岡まつりでは蟇目(ひきめ)の儀・木馬を利用した流鏑馬演武が観られます!

流鏑馬の歴史、流派、静岡まつりでのスケジュールなどまとめました。

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2021年の静岡まつりはどう行われる?

昨年は残念ながら中止になってしまった静岡まつりですが、今年は4月の2、3、4日の日程で感染防止に務めながら実施されます。例年通り沢山の方が訪れると予想されます。

人気の大御所行列と駿府城下町の「はしごのり」は残念ながら中止。駿府城公園で寸劇が開催される事になりました。

今年の大御所は4月3日 前川泰之氏(0:14〜大御所花見の宴に出演)

       4月4日 静岡市出身の加藤諒氏(0:13〜大御所花見の宴に出演)

のお二方です。

夜桜乱舞は 4月3日 15時〜 呉服町通り、七間町通りで開催されます。

その他花魁道中や、火縄銃演武など時代絵巻さながらのイベントが目白押しです。

今年は小笠原流のブースが出店され、演武が観られるというのはかなりレアな出来事です!

追記
駿府公園、青葉公園にて写真パネル展、物販、流鏑馬VR体験、物販有り(VR体験は駿府公園のみ)
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流鏑馬、小笠原流の歴史

小笠原流とは

鎌倉時代から続く弓術、馬術、礼法の流派です。

小笠原家の祖は小笠原長清(ながきよ)で、1187年に源頼朝に「糾方(きゅうほう)」と言われる礼法や弓術、弓馬術を教える師範となり、その後も子孫たちが鎌倉将軍家に仕えその歴史は850年以上となります。

小笠原流の流鏑馬が初めて披露されたのは、鶴岡八幡宮(はちまんぐう)で、今でも毎年9月16日に流鏑馬神事が行われています。

その後、一時期時代の表舞台から姿を消してしまいましたが徳川吉宗の時代に武士に礼法を教える指南役として江戸幕府に仕えてきました。

現在は31世宗家小笠原清忠(きよただ)氏の嫡男、小笠原 清基 (きよもと)氏が精力的に活動されていらっしゃいます。

最近では海外での門下生も多く英語の書籍なども多数発刊されています。

俳優の吉川晃司さんも教場に通っているそうです。

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流鏑馬とは?

流鏑馬の主な流派は武田流と小笠原流の二つ。

今回の出店は小笠原流、細かな所作、装束などが違いはありますが元々は同じ流派から別れたものです。

 馬の上から弓を引くことを弓馬術あるいは騎射といい、流鏑馬、笠懸、犬追物が有名ですが小笠原流では、流鏑馬と笠懸(かさがけ)を執行しています。

流鏑馬は神事でもあります。

神前での祭事を執り行た後、約250メートルほどの馬場で馬を駆けさせながら矢継ぎ早に三つの的を射ていきます。矢を射る際に発する「陰陽射」という矢声は天下泰平、五穀豊穣を願うものです。

馬に乗りながら矢を射るというのはとても体幹の強さが必要なもの。小笠原流の礼法の所作は体幹が鍛えられ、騎射に役立っているようです。礼法と弓術は繋がっているのですね。

的を替える、矢を拾うといった所作にも礼法に則った動き方が伝わっています。

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32世宗家が来静、演武します!

静岡まつりには32世宗家小笠原清元氏が訪れ、蟇目(ひきめ)の儀、演武を披露する予定です。

清元氏は現在42歳、とても凛々しく存在感のある方です。俗っぽい言い方で表現するならば「イケメン」、門下の方々に若先生と呼ばれ人気が高いようです。

そんな若先生は3歳で稽古を始め、小学校5年生で鎌倉・鶴岡八幡宮の流鏑馬射手を務めました。

大阪大学を卒業後、筑波大大学院で博士号(神経科学専攻)を取得し「家業を生業にしてはならず」の家訓を守って製薬会社の研究員を務めながら、流派の伝統を継承してます。

蟇目の儀とは?

蟇目の儀 引用:大宮八幡宮

蟇目(ひきめ)の儀は小笠原流の重要な儀式で、修行を重ね、選ばれた者がその技をもって、神前や多くの人々の前で、天下の邪悪を祓い清める神事です。

この儀式の中には、天下泰平・国家安穏・家内繁昌などを祈念する心を示す動作が多く入っております。

白装束を纏った射手の所作はとても美しいです。

蟇目鏑矢 引用:有限会社 小山矢

この蟇目の儀の「蟇目」とは、矢の先につけた蟇目鏑(ひきめかぶら)のことで、木を挽いて削りその形がひきがえるに似たところから蟇目といわれています。

この蟇目鏑矢で射ると風を切り、「ヒュー」と云う音を発し、その音によって魔性を退散させると言われています。

蟇目の儀でコロナの災いを退散できることを祈ります。

演武ってどんなことをするの?

残念ながら静岡まつりでは馬に乗って疾走する流鏑馬は見ることができません。

今回披露されるのは小笠原流流鏑馬の稽古に使用される木馬にまたがっての演武となります。

木馬を使用しての演武

装束を身に纏った射手が木馬にまたがり、一回転(木馬を他の人が手で回している)してから的に矢を放ちます。

小気味良い音、射手のお腹からの掛け声と共に響き渡り、なかなかの迫力です

実は流鏑馬に出走する馬は小笠原流では飼っておらず、普段はこの木馬で練習を重ねています。流鏑馬の時は3日ほど前に騎乗して馬と仲良くなるとのことです。初対面の馬を短時間で乗りこなす、というのも凄いことですね。

左 江戸時代の装束 右が鎌倉時代装束

装束は鎌倉時代のものと江戸時代のものがあります。

派手で装飾的なのは鎌倉時代のもの、江戸時代のものは質素ですが無駄のないデザインに思えます。

近くで見ると刺繍が施されていて豪華です。

小笠原流のブースの場所、演武のスケジュールについて

静岡まつりでの演武のスケジュール

  • 4/2(金)①13:30~
  • 4/3(土)①10:30~ ②12:30~
  • 4/4(日)①10:30~ ②13:00~

出店場所は下記の地図の通り(赤丸の部分)

2021年7月に浅間神社で小笠原流、流鏑馬が観られる!?

静岡まつりでは流鏑馬は観られませんが、7月には静岡の浅間神社で静岡流鏑馬が開催される予定です。

残念ながらコロナ感染防止のため7月の流鏑馬は延期となりました。再演が決まりましたら報告します
https://www.shizuoka-yabusame.com/

詳細が発表されましたらお知らせしますので期待してお待ちくださいね。

まとめ

静岡まつりで公開される小笠原流の流鏑馬についてまとめました。

静岡市では150年ぶりの流鏑馬になるということです。なかなか観られない流鏑馬、ぜひこの機会にブースに立ち寄り厳かな蟇目の儀、演武を楽しんでください。

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