NHKドラマ「ばけばけ」では、小泉八雲と妻・トキの生涯が丁寧に描かれています。
特にオープニングで映し出される二人が仲睦まじく歩く姿は「見ているだけで癒される」と話題に。
その美しいシーンは実際の島根県松江市で撮影されており、聖地巡礼スポットとして注目を集めています。この記事では、ロケ地となった橋・燈籠・湖の場所を詳しく紹介します。
この記事を読んでわかること
- 「ばけばけ」オープニングに登場するロケ地の場所
- 各スポットと作品のつながり
- 聖地巡礼の見どころとアクセス方法
ばけばけオープニングのロケ地はどこ?
🎬『ばけばけ』タイトルバック公開
— 朝ドラ「ばけばけ」公式|9月29日(月)放送開始 (@asadora_bk_nhk) September 28, 2025
トキとヘブン、二人の何気ない日常を切り取った映像と、主題歌「笑ったり転んだり」をノンクレジット版でお楽しみ下さい。#ハンバートハンバート #髙石あかり #トミー・バストウ #川島小鳥#ばけばけ pic.twitter.com/jhklrlSPgT
ドラマ「ばけばけ」のオープニングは、ヘブン(モデル小泉八雲)の妻・トキが描かれる物語の始まりを象徴しています。
トキが生まれ育った松江の街を、ヘブンとともに仲良く歩く姿や二人の何気ない日常は「心が温まる」「日常の中に癒しを感じる」と視聴者の間で評判です。
またどのシーンでもニコニコしている高石あかりさんが幸せそうでとてもいいですね。
二人の穏やかな暮らしを表す舞台として、オープニングには松江市の名所が選ばれました。
松江がロケ地に選ばれた理由
トキは松江で生まれ育ち、この地でヘブンと出会い結婚しました。
物語の中心はヘブンではなく、彼を支えたトキの視点で描かれます。
そのため、トキにとっての原風景である松江の街並みがオープニングで丁寧に映し出されているのです。
松江市には現在も小泉八雲記念館や旧居などが残され、二人の暮らしを追体験できる場所が数多く存在しています(出典:松江市公式観光サイト)。
オープニングに登場する3つのスポット
オープニングで描かれるのは、トキとヘブンが日常を共にした松江の街を象徴するポイントです
シーン | ロケ地 | 特徴 |
---|---|---|
石灯籠が並ぶ道 | 月照寺 | 松江藩主の菩提寺。並ぶ灯籠が幻想的な参道を作り出す |
湖畔を歩く場面 | 宍道湖 | 松江の象徴ともいえる湖。二人の散策シーンに使われる |
傘をさして渡る橋 | 宇賀橋 | 松江の市街地にある橋。夫婦の日常を表す舞台 |
どれもトキの人生と深く結びつく松江ならではの場所です。
派手さではなく、日常に息づく美しさを切り取ることで、物語のテーマ「ヘブンの妻として彼を助けながら穏やかに過ごした生涯」が映像に込められています。
月照寺 石灯籠のならぶ道
石灯籠が並ぶ参道の魅力
月照寺は松江藩主・松平家の菩提寺として知られていますが、観光客を引きつけるのはその幻想的な参道です。
境内には200基を超える石灯籠が立ち並び、静かな森の中に独特の雰囲気をつくり出しています(出典:松江市観光公式サイト)。
「ばけばけ」のオープニングでは、トキとヘブンがこの灯籠の並ぶ道をゆっくり歩くシーンが映されており、二人の穏やかな暮らしを象徴する舞台になっています。
二人が座っていた亀の石像
オープニングの印象的な場面の一つが、トキとヘブンが並んで腰掛けていた「亀の石像」です。
この亀は境内に実際に存在し、訪れる人々が思わず写真を撮りたくなる名物の一つです。
物語の中では二人の穏やかな日常を象徴していますが、現地ではもう一つの顔を持っています。
亀の石像にまつわる怪談
月照寺の亀の石像には、昔から不思議な伝承があります。
「夜な夜な亀が動き出す」「鳴き声をあげる」などの奇行を繰り返し困った住職が封じるために亀の背に石碑を置き封じたと言われる怪談が地元に残っており、八雲はこの話を随筆にしています。(出典:松江観光協会)。
ドラマに登場することで、この石像は単なる観光名所から「トキとヘブンをつなぐ象徴的な場所」へと変わりました。
聖地巡礼ではぜひ立ち寄りたいポイントです。
月照寺の基本情報
- 住所:島根県松江市外中原町179
- アクセス:JR松江駅からバスで約10分、「月照寺前」下車すぐ
- 参拝時間:8:30~17:00(季節により変動あり)
- 料金:大人500円/小中学生300円
宍道湖|二人が歩いた湖畔の風景
宍道湖の魅力と景観
宍道湖は島根県松江市を代表する景勝地で、特に夕日の美しさは「日本夕陽百選」にも選ばれています(出典:日本の夕陽百選公式サイト)。
オープニングでは、トキとヘブンが湖畔をゆったりと歩くシーンが描かれ、二人の日常の延長として自然と調和する風景が印象的です。湖の水面に映る空や周囲の木々が、二人の穏やかな暮らしを象徴しています。
オープニングでの描写と物語とのつながり
セツの視点で日常を切り取ることで、「特別な出来事ではなく、二人が共に暮らす毎日」の中に宍道湖は登場すると思われます。
ちなみに第1話で幼いトキがしじみの味噌汁を食べているシーンが出てきましたが、シジミは宍道湖の名産です。きっと松江に住んていた時にはシジミを食べていたのではないでしょうか?
この何気ない日常の美しさが、視聴者の心を温めるポイントになっています。
宍道湖を巡る聖地巡礼ポイント
- 住所:島根県松江市袖師町・西川津町周辺
- アクセス:JR松江駅から車で約15分、松江城方面からも散策可能
- 駐車場:湖畔周辺に複数の市営駐車場あり
- おすすめ時間帯:夕方の散策で湖面に映る夕陽と二人のシーンを体感
宇賀橋|傘をさして渡る印象的な橋
宇賀橋の雰囲気と特徴
宇賀橋は松江の街中にある小さな橋で、地元では日常の風景として親しまれています。
橋の上からは松江城や宍道湖、周囲の街並みが見渡せ、四季折々の景色が楽しめます。
オープニングでは、赤い傘をさしたトキとヘブンが木の橋を渡るシーンとして描かれています。
人気のお堀を船でぐるっと巡る「堀川巡り」で宇賀橋をじっくり眺めることができます。
気になる方は西川遊覧船の公式サイトを見てみて!
橋は観光ルートにも組み込みやすく、宍道湖や月照寺とあわせて巡礼すれば、セツの生活を追体験する旅ができます。
宇賀橋の巡礼情報
- 住所:島根県松江市殿町付近
- アクセス:JR松江駅から徒歩約30分、松江城からも徒歩圏内
- 駐車場:周辺に市営駐車場あり
- おすすめ時間帯:午前中または夕方、光の角度で橋と景色の雰囲気が変わる
ばけばけオープニング聖地巡礼モデルコース
3スポットを効率よく回る順路
トキが主人公の「ばけばけ」のオープニングロケ地を巡るなら、次の順路がおすすめです。
順番 | スポット | ポイント | 移動手段・所要時間 |
---|---|---|---|
1 | 月照寺 | 石灯籠の並ぶ参道と亀の石像を楽しむ | JR松江駅からバス約10分 |
2 | 宍道湖 | 湖畔の散策でオープニングシーンを体感 | 月照寺から車で約15分 |
3 | 宇賀橋 | 橋の上で二人の日常を追体験 | 宍道湖から徒歩または車で約10分 |
徒歩・車(タクシー)・バスを組み合わせると1日で3スポットを無理なく巡ることが可能です。
レンタカーを借りればもっとスムーズに観光ができるのでおすすめです。
巡礼の楽しみ方とポイント
- 時間帯にこだわる:宍道湖は夕方、月照寺は午前中が光の雰囲気が美しく、オープニング映像と似た風景を楽しめます。
- 写真撮影:亀の石像や橋は撮影スポットとして人気。オープニングを思い浮かべながら撮ると臨場感が出ます。
- 地元グルメとセット:松江城周辺にはカフェや和菓子店も多く、巡礼と観光を同時に楽しめます。
注意点・マナー
- 参拝マナー:月照寺は寺院です。境内では静かに、撮影は許可された範囲で行いましょう。
- 混雑回避:週末や観光シーズンは混み合うため、午前中や夕方に訪れるのがおすすめです。
- 安全第一:宍道湖の湖畔や橋は雨天時に滑りやすくなるので注意してください。
このモデルコースを参考にすると、オープニングで描かれたせつと八雲の「何気ない日常」を追体験しながら、松江の美しい風景も楽しめます。
まとめ
「ばけばけ」のオープニングは、トキが主人公として描かれる穏やかな日常を象徴するシーンであふれています。
松江市で撮影された3つのロケ地、月照寺の石灯籠の並ぶ参道と亀の石像、宍道湖の湖畔、そして宇賀橋は、どれも二人の何気ない暮らしを映し出す重要な舞台です。
- 月照寺では幻想的な灯籠の並ぶ参道と、亀の石像にまつわる怪談を楽しめます。
- 宍道湖では、トキと八雲が歩いた湖畔を散策し、オープニング映像と同じ景色を体感できます。
- 宇賀橋では、傘をさして渡る橋のシーンを再現しながら、松江の日常の風景を感じられます。
聖地巡礼モデルコースを活用すれば、1日で効率よく3スポットを回ることが可能です。参拝マナーや混雑への配慮を意識しつつ巡礼することで、トキの視点で描かれた日常を追体験でき、松江の魅力も同時に堪能できます。
オープニングのシーンを思い浮かべながら、松江の街を歩くことで、二人の暮らしをより身近に感じられるでしょう。この記事を参考に、ぜひ「ばけばけ」の聖地巡礼を楽しんでみてください。